3人の旅
それからセイ達は幾度もの竜巻から逃れ4日経ちセイ達は巨大な動かない竜巻の前に辿り着いた。
「これは?」
「この中にジンがいます」
「ティオはなんともないか?」
「うん!」
セイは巨大な竜巻に近づくにつれティオが息をしずらそうにしていたためティオと手を繋ぎ天地支配領域で強風が当たらないようにしていた。
「どうやって入るか」
「天地支配領域で穴を掘って行くか?」
「いえそれはダメです」
「見えませんが竜巻が出ている場所の下には深い穴があるんですよ」
「そしてその穴の中には虫系の魔物が大量にいます」
「それは確かにダメだな」
「じゃあ俺が天地支配領域を使いながら3人で手を繋ぎ嵐の中に入って行って支配領域から出そうになったら支配領域を解除してまた支配領域を使うっていうのは
確かにその考えは良いかもしれませんね」
「とりあえずやってみましょう!」
そしてセイはイフリートの手を握り竜巻の中に入っていった。
竜巻に入るとすぐにセイは3人ぐらいが渡れる橋を形成しそれを渡った。
ティオが歩いているとセイがいる方から変な音が聞こえセイの方を見た。
セイの頭にはなんか刺さっていた。
「せ、セイ」
「な、なんか頭に刺さってる」
「へ?」
「抜いてくれない?」
「まだ天地支配領域を完全に使えてないのか手を離すと風を防ぐことができなくなるから」
「わかった」




