3人の旅
セイ達3人は村を出てから溶岩マジロやゴーレムに遭遇したが特に問題なく討伐し灼熱山岳を出て暴風草原へと入った。
「す、すごい風ね」
「そうだな」
「そうだね」
「ん〜〜」
「前よりも辛くないな」
「竜巻が近くにないからかな?」
それからさらに進んでいると竜巻が見えてきた。
「う〜〜」
「か、風が」
「大丈夫か?」
「辛そうだな」
「<天地支配領域>」
セイは地形を変化させ壁を作った。
「とりあえず竜巻が過ぎるのを待とうか」
セイ達は竜巻が去るのを待ちしっかりと竜巻が移動している音を耳を澄まして聞いていた。
あれはただの竜巻か。
竜巻の音が去ったのを確認すると地形を戻し再び進んだ。
「なぁイフリート」
「はい、なんでしょうか?」
「来た時も思ったんだけどさ暴風草原って魔物いないの?」
「いえ居ますよ」
「どこに?」
「上です」
「上?」
「はい」
「ここの魔物は基本的に竜巻の中か、空に飛んでますよ 」
「強いの?」
「竜巻の中に居るのはそうでもありませんが上を飛んでいる奴らはなかなか強いですよ」
「ですが基本的に上の奴は下には降りてこないので大丈夫だと思いますよ」
「そうか〜」
「よ、よく2人はしゃ、喋れるわね」
「無理して喋んないほうがいいよ」
「う、うん」
「でも確かにここに来たときはまともに喋れなかったなやっぱ死んだからか?」




