ゴーレム退治
ゴーレムの背中の赤い炎をまばらに放っている円がイフリートの物とまではいかないが炎を放っていた。
「<大火円の拾>」
ゴーレムはイフリートが今使っているものと同じ技を使った。
そしてゴーレムも背中に勢いのよい炎に押されイフリートに向かって突進した。
イフリートとゴーレムは物凄い衝突音を響かせた。
だがゴーレムは火力が足りないのかイフリートに体格差があるにも関わらず押し負けてしまった。
イフリートは先程のように無理矢理方向を変え頭上へと向かった。
「何故だァァァァァァァァァ」
「わたわたわたわたしは」
「お前の技をぬ盗んだのでは無いのかァァァァ」
「おこがましいわ」
「お前などが精霊王様から教えていただいた技を真似できるわけないだろ!」
「まだまだまだまだ食べ足りないないないないないないない」
「何が食べ足りないんだ!」
「魂」
「は?」
バキバキという音と共にゴーレムの様々な箇所がボロボロと砕け散り始めていた。
「ふぅぅぅ」
イフリートが大きく息を吐く動作をすると背中のすごい勢い出ていた炎は消え円がただの炎となり消えた。
「<大火円の壱>」
イフリートの背中には炎が一つ現れ円になった。
そして大きな円の炎はイフリートの拳に集まりイフリートが正拳突きをゴーレムの懐に放つと先程の何倍もの威力の爆発が起きゴーレムを形作る岩はほとんどが小さなものとなりもはや修復できる大きさの岩はなかった。




