兆し
「着きましたここです」
連れてきてもらったのは教会の後ろに作られた大きな建物。
「ここは孤児院兼教会で教会と孤児院は繋がっている作りになっています」
「ではどうぞお入りください」
そう言われて中に入ると多くの子供達と四人のシスターがいた。
そのままシスターについて行くと1番角の部屋に案内された。
ガチャっとドアを開けシスターの次にセイが最後にキョウが入ると横になっていた女の子が胸を抑えて叫びながら悶え苦しみだした。
「ミヨ!ミヨ!どうしたの!」
そう女の子の隣にシスターが駆け寄る。
「シスター離れてください」
「え?」
「いいから早く!」
そうキョウが言うと三人で部屋を出る。
「どうしたんだキョウ?」
「さっき明らかに私達が入った途端苦しみ出した」
「おそらく神聖力がある者が近づくと何かが彼女を苦しめているのだと思います」
「おそらく回復関係のスキルも彼女をくるしめるかと」
「そ、そんな!」
「じゃああの子は治らないと言う事ですか」
っとシスターが一所懸命な表情でキョウに駆け寄る。
「いいえ一つまだ可能性があります」
「少しセイ様と二人で話させていただけますか?」
「わ、わかりました」
そういうとシスターは子供達のいる所へ行った。
「セイ様おそらくあの子には天界に住んでいる方の力では救えません」
「神聖力で苦しむということは邪気が体内にあるということかと」
「邪気、、そうだな邪気だな」
小さな小さな声で「ステータス」っと言った。
シキ邪気って何?
邪気とは人を不幸に病気にする気です。
これは自然発生したり特殊な道具やモンスターが放つこともあります。
邪気は神聖力を神聖力は邪気に互いが弱点です。
それでどうするんだ?
私はこの件では邪魔であり危険です。
邪気が強すぎて私の神聖力が邪気と共に彼女を殺してしまうかもしれません。
そこでセイ様に邪神や悪神の加護を手に入れてもらい善神寄りの神の加護よりも上回っていただきたいのです。
「よろしいでしょうか?」
「何をすればいいか教えてくれ」




