ゴーレム退治
「あいつらの投擲ヤバいな」
「時々マジでヤバいと思ったもんな」
「あはははは」
男は笑っていると隣から絞り出したような高い声が聞こえ暖かい液体が頬に着いたことを感じその方向を見る。
隣にいた男は首から上が無く落ちていった。
男は発狂し声を上げた。
その瞬間男の首から上が高速で飛んできた大きな尖った岩で抉れた。
そしてその光景をセイは見ていた。
「まさか!」
セイはずっと下まで見れるように崖の近くを離れた。
下にはセイを潰した巨大なゴーレムが先程とは違い背中に2本腕を生やし岩を握り潰しては投げながら崖を登ってきていた。
「なんか進化してる〜」
「ヤバいなあれの相手したくないけどするしかないよな〜」
セイが巨大なゴーレムがに近づこうと考え行動に移そうとしていると物凄い熱気が近づいていることに気がついた。
セイが後ろを向くと人の姿ではない青白い炎を所々に宿したイフリートが近づいてきていた。
そして自分の何倍も大きなゴーレムに突っ込んで行った。
「<大火円の壱>」
イフリートはゴーレムの懐に入り込みそういうとイフリートの背中に炎が灯り大きな円になった。
ゴーレムの手足はいきなり大きく鋭く円の形になった炎で切断され大きな円の炎はイフリートの拳に集まり正拳突きをゴーレムに当てると爆発しある程度飛ばされ落ちていった。
「なにあれ?」
「すっご!」




