死
「ん〜」
「なんて言えばいいだろうな」
「俺もよくわかんないんだけど」
「多分俺死んでんじゃね?」
「スキルのおかげで今動けてるだけで」
「セイ様申し訳ありません」
「私がお側にいれば身代わりになれた筈なのに」
「いやあの時お前は俺のところに来ちゃ行けなかったさ」
「1人でも多くあそこには必要だっただろ」
イフリートが何かを話そうとした時カンカンカンカンという音が響いた。
そしてカンカンカンカンという音と共に声が聞こえてきた。
「ゴーレムが動き出したぞ!ゴーレムが動き出した!門の前に全員集合!!集合!!!」
セイとイフリートは門の前へと向かって走った。
走っている途中でリザードマン達も家から出てきて門へと向かっていた。
後ろからティオも追いつき3人で門の前へと向かった。
「セイ様!」
「なんだ?」
「私は門まで行きません」
「なんで?」
「姿を変えイフリートとして助けに入ろうかと」
「わかった」
「じゃあお前には1番下にいるめっちゃデカいゴーレムを頼む」
「わかりました」
「ではお気をつけて」
「お前もな」
イフリートは近くにあった民家の屋根へと飛び何処かに消えた。
門の前に着くと既にかなりの数のリザードマンが集まっていた。
「よしかなり集まったな」
「それではもうこの人数で攻撃しに行くぞ」
「門番達はこれからここに来る奴らに行くように伝えてくれ」
「では行くぞ!」
そのリザードマンの掛け声と共にリザードマン達とセイとティオは門を抜け崖から落ちた。




