死
黒い空間。
そこにはゼロと小柄な黒尽くめの骸骨の顔をした神がいた。
「ゼロお前死ぬの早くない?」
「僕、おじいちゃんになったゼロとゆっくりと上に上がっていく予定だったんだけど」
「俺もおじいちゃんになったら会うと思ってた」
「はぁ楽しかった?」
「ああ楽しかったよ」
「でも今の状態でゼロは神になれるのかな?」
「どうなんだろうな」
「あんま話しててもなんだそろそろ行くか」
「うん」
セイがその神の手を握ると黒い空間の上に眩い金色の光が差し下にどす黒い赤い空間が広がった。
その神は金色の光に向かって浮いていくがある程度浮くと黒い何かに足を掴まれた。
「うわ!」
「どうしたセイ」
「ん?」
「なんだ?」
「はぁそれはお前の体にいた奴か」
「どうやってここに入ってきたのかは知らないが離せ!」
「ゼロはもう死んだんだ」
「もう連れて行く」
「こま、、こま、、、る、、、、からっぽ、、だ
め、、、すき、、るつか、、、えなくなる、、こま、、る」
「なんだお前それ」
「かなり汚れているが」
「それは…」
「いや汚れているのではなくそのように作られたのか?」
神は何か言ったようだがセイには聞こえていなかった。
「ま、、、ただた、、た、、べてない、、もも、もってかれ、、るとこままる」
「食べるってどういう」
 




