ヒヨガの村
セイはゆっくりとだが熱い赤いお茶を飲み干し少しするとすぐにセイは眠気に襲われた。
「やばい眠い」
「瞼がもう」
「寝な」
「うんわかった」
「じゃあイフリート様私は料理を作りますので」
「わかった」
それから一日経ち。
セイが目を覚まし辺りを確認するが部屋には誰もいなかった。
買い出しかな?
ガチャという音とともにドアが勢いよく開いた。
そこには息を切らしたティオと真剣な顔をしたとイフリートがいた。
「どうかしたのか?」
「それが実は…」
「セイが寝てる時に門の外を見回る警備が異常な数のゴーレムがイフリート様がいらした場所からこちらに向かってきているという報告があり先程警備が再び様子を見に行ったところゴーレムはすでに崖を登り始めたと報告があったんです」
「そこで戦えるリザードマンは招集がかかったんです」
「俺も手伝わせてくれ」
「いやセイは飛べないしわたしが連れて行くわけにはいかないからここにいて」
「いや方法はある」
「だから頼む」
沈黙が続く中ティオは考えていた。
だがイフリートの一言でティオはセイの同行を認めた。
「大丈夫だティオ、セイ様は大丈夫」
「わかったわ」
「でもセイ本当に気をつけてね」
「本当に…」
「わかった」
セイは義足を足に装着し家を出て門へと向かった。




