イフリート
「じゃあとりあえず戻るけどイフリートここ離れても本当にいいの?」
「はい、分体を置いていくので大丈夫です」
「そうか」
「じゃあ行こうか」
「って事でティオさんまたお願いします」
「はいはい」
そうして再びティオを先頭に進んだ。
「あれ?」
「そういえばティオが住んでる場所って何?」
「リザードマンの国?」
「う〜ん」
「私達は国じゃなくて部族ね」
「あ〜部族か」
「それに国っていう程数もいないしね」
「そうなの?」
「だって私達の部族は全部で200ぐらいよ」
「他の部族に比べて少ない方でもないし多い方でもない微妙な数なのよ私の部族は」
「他の部族に会ったことにあるの?」
「ないわ」
「だって部族が違うともう特徴が全然違うもの」
「私達の部族はヒヨガっていって熱いところを好み熱に強い部族」
「あとはタゴースっていう部族は寒いところを好み寒さに強い部族」
「テイマっていう部族は沼地を好みリザードマンの部族の中で最も数が多い部族」
「タッサーキていう部族は緑を好み緑が豊かの土地を好み戦闘を得意とする部族」
「こんな風に結構いろんなリザードマンがいるのよ」
「でもね」
「ずっと昔に全部族で国を作ろうという話があったらしいけど結局問題が多すぎてその話は無くなったらしいわよ」
「へぇー」
「いろんなリザードマンがいるんだな」




