イフリートのもとへ
ティオは水が入った水筒を渡してきた。
「飲んでおいて」
「中に入ると飲むの大変だから」
セイは渡された水を口に運び口の中を潤した。
そしてセイは水筒をティオに返し炎に近づくが炎の海を見てセイは一歩後ろに下がったがティオはセイの腕をガシッと掴むと炎の中に連れて行かれた。
セイとティオは何度か溶岩マジロを見かけたがうまく戦闘をせずに避けながら進みセイはティオにジェスチャーで水が欲しいことを伝え水筒を貰い水を口に運ぶが熱すぎてなかなか飲めなかった。
セイはなんとなく水筒を耳に近づけるとブクブクブクと音を立てていることに気づいた。
水筒の中の水は熱によって沸騰していたのだ。
セイは口の中を潤したので水筒をティオに返そうと肩を叩こうと手を伸ばすとティオは止まり前を指差した。
ティオが指差した場所は今までの歩いてきた赤色の炎とは違い青い炎が広がっていた。
確かに先程から炎の暑さが上がり色も少しづつ変わっているとは思っていたが明らかにティオが指差しているところと今自分たちの距離はそこまで離れていないのにいきなり色が変わったかのような変わりようだった。
そして再びセイは一歩後ろに下がるがやはりティオに捕まれ青い炎の中に入って行った。
 




