1人
「わかりましたよ」
「じゃあいつイフリートのところに行くかはティオさんが決めてください」
「明後日イフリート様のところに向かいましょう」
「明日はその準備にしましょう」
「後でご飯を持ってきますからご飯を食べたら体を拭いて今日はゆっくり寝てください」
セイはティオの言った通りの行動をとり一日を終えた。
セイは陽が出て目を覚ましティオの持ってきた食事を口に運び時間を置きティオに肩を貸してもらいセイの足を切り落とした医者のもとへと向かった。
部屋を出るとセイの体の至る所から汗が噴き出した。
家を出てそれまで進んでないうちにセイは舌の上の唾液が粘っこくなっていくのを感じながら段々と自分の体から水分が無くなっていくのを感じていた。
「暑すぎる」
「大丈夫ですか!?」
「すぐ近くですから我慢してくださいね」
外ではティオとは違い体は全て鱗で爪は人のものではない鋭く太く顔はトカゲ、ティオのような尻尾が生えていた。
ティオに連れられ医者のいる所まで着くとセイは倒れた。
セイが目を覚ますと目の前には先程外で見かけた人達と同じリザードマンがいた。
リザードマンは白衣を身につけていた。
「君名前は?」
「セイ・ミューゼリスタ」
「セイ君すまないね君の足を切り落としてしまって」
「いえ仕方なかったんですよね」




