1人
「その封印の一つの竜巻の中にもし外側から入ったら重力魔法で体は軽量化され竜巻で体は浮き天高く飛ばされ軽量化によって竜巻から出てもすぐに地面に落ちる事はなく魔法の効果はそれぞれ切れるタイミングは違うと言われていて飛ばされる距離が違うらしいんですよね」
「でもなんでエント様の結界があなた達には効果なかったのでしょうね」
ティオは何かを考えた後何かを決めたような顔をすると口を開いた。
「あなたはイフリート様に会いたいんだよね?」
「はい」
「じゃあ私が連れてってあげる」
「いやいいですよ」
セイはそこまでしてもらうわけにはいけないという事を伝えようと必死に訴えた。
「でもその足でどうやってイフリート様に会うんですか?」
「それはどうにか」
「どうにかって?」
セイはそう言われると口を噤んだ。
確かに今のセイが一人でイフリートのいる場所を探しイフリートの居るところまで辿り着くにはかなり時間がかかる。
そもそも時間がかかるとかの以前に生きてイフリートの所まで辿り着けるかさえわからない。
「でも危ないかもだし」
「私此処で生まれて此処で育ったんだけど」
「あなたよりはイフリート様の所まで辿り着ける可能性は高いわよ」
「でもそれはあなた1人での可能性でそこに俺が入れば可能性は低くなるだろ」
「でも私がいればあなた1人よりは高くなるわよ」




