1人
セイは立とうとするが立てなかった。
立つために必要な足が一本ないのだからいつものように立とうとしても立てないのが当たり前だ。
「う、うわぁぁぁぁ!!!!」
セイが叫びを上げると部屋の扉が開きティオが飛び込むように入ってきてセイを抱きしめた。
「あ、足が足がぁぁ」
「ごめんなさい」
「お医者様に見せたらもう切るしかないって」
「ごめんなさい」
「うっっ」
セイは涙を流しながら言葉にならない悲しみを初めて味わい絶望した。
ぜ、ゼ、ぜ絶ぼう神のののか、、か護をか、カ獲とととと得。
<???>ををかか獲、、得。
それからセイの鳴き声が収まるまでティオはセイを抱きしめた。
「あ、あのすいません」
「いえ大丈夫ですよ」
「あのすみません少し1人にしてくれませんか」
「はいわかりました」
「お盆持って行きますね」
いや流石に取り乱しすぎたな。
はぁそれもまだ会ったばっかりの人の胸の中で泣いちゃった。
柔らかかったな。
セイは少し笑い再び悲しそうな顔をした。
これからどうしようかな。
セイが様々なことを考えていると頭の中にノイズのような音が響き声が聞こえてきた。
ゼイサマゼイサマ。
シキか!?
ゼイザマい、イマ…の奥ノクニ…獣…国にイマス…ゲンザイ私ハアシゅともにおりりますホカはわわかりませんがいききている可能性がが高かいです。
「良かった生きてた」
「今回の事は今までなんとか上手く行ってたことによる慢心のせいかな」
「結果俺の足は一本失い他の奴らの安否は不明か」
 




