1人
「此処は何処ですか?」
「あなたは誰ですか?」
「え〜と此処は灼熱山岳リザードマンの国ゴルドーラの私の家です」
「それで私はこの国に住んでいるティオといいますリザードマンと人のハーフです」
そう言われてやっと気づいた。
気づかなかったのがおかしなぐらい人とは違うところがある。
鱗と尻尾と羽だ。
「鱗が体の所々にあり立派な尻尾がついていて立派な羽がついていた」
「俺はなぜ此処に?」
「私が気分転換に少し外を廻っていたら噴き出しの辺りで倒れてるあなたが居たので連れてきました」
「噴き出し?」
「ああ、知りませんよねこの辺りは高温の火が決まった場所噴き出すんですがその吹き出す場所が多い場所にあなたが倒れていたので連れてきたっていことです」
「俺以外に倒れてる人はいませんでしたか?」
「いなかっですよ」
「あなただけです」
「あ、これ食事ですもしよければ食べてください」
「あ、ありがとうございます」
「頂きます」
俺が食事と水の入ったお盆を受け取ると彼女は「食べ終わったら教えてください」と言い俺に背中を向け部屋を出て行った。
食事は肉と見たことのない野菜そして見たことのない青いパンだった。
まずなんの害もなさそうな肉を口に運んでみた。
これは良かった。
牛とたいして変わらない味だった。
次はこの赤い葉っぱだ。
口に運んだ。
最初は特にガツンと来る味はなくだが噛めば噛むほど辛味が出てきた。
「辛!」
ん〜嫌いだ。
これは嫌いだ。
じゃあ最後に青いパンだ。
パンを口に運ぶと甘かった。
甘いパンだった。
それぐらいしか感想はないただ甘いパンだった。




