暴風草原へ
「あの物凄い音が来ないな」
「開けていいか?」
全員の了承の意を確認すると地面を元に戻した。
そこで見えた光景は先程の場所から動いていない大きな竜巻だった。
セイは再び地面でシェルターを作った。
「どうする?」
「突っ込む!」
「切りまくって進む」
「進、む」
「突っ切る」
「進みましょう」
全員の意見をまとめると突っ込む。
セイはシェルターを元の地面に戻し竜巻へと向かった。
セイ達が竜巻の中に入るとセイ達の体重ではセイ達が入った巨大な竜巻の中を踏みしめることはできず体は宙に浮き竜巻の流れに乗ってしまった。
セイは竜巻の中で頭に何か当たり気を失った。
セイが目を覚ますと頭に痛みを感じ触り頭を触った手を見ると血がべっとりと付いていた。
「うわ!」
「びっくりした!」
「血だ!」
「ここは…」
周りを見渡すとそこは暗い場所ということだけがわかった。
「うっ」
セイは目の前がグラングランと揺れ再び気絶した。
セイが再び目を覚ますとそこは先程のように外で暗い場所ではなく天井がある場所だった。
「次はどこだ?」
「部屋?」
セイが混乱している中現在の状況を頭の痛みを感じながら考えていると部屋の扉が開いた。
そこには女性が食事と水が置いてあるお盆を持って立っていた。




