暴風草原へ
「す、すごいなお前ら」
セイが新しい仲間たちに関心しているなか風はさらに強くなる一方だった。
「なぁラノス何度か天候操作使ったんだけどこの風無くならないんだけど」
「この風はおそらく気候によるものではなく主人が向かっているところにいる上位精霊が発しているものなのでしょうね」
ラノスはセイの肩に捕まりながらそう言った。
そしてとうとう目を開けられなくなった時風はさらに強くなりセイは力を抜いたら飛ばされそうな感覚を覚えていた。
だがセイとは違いラノスとアシュは本当に飛ばされたのだった。
だが飛ばされたラノスはセイが足を掴みアシュは後ろにいたシキが腕を掴んだ。
「テンガそろそろみんなにゴーグルを」
「わかった」
テンガはラノスとシキ以外の全員にゴーグルを渡した。
「主人よ手を離してくれ」
「大丈夫なのか?」
「はい」
セイは心配しながらも手を離した。
<加速>
ラノスがスキルを使用するとセイ達よりも先に行ってしまった。
「みんなラノスに負けないように急ぐぞ!」
全員が賛同したように腕を上に挙げた。
「アシュ!大丈夫か?」
「大丈夫だよ!シキに掴んでもらってる!」
進めば進むほど風は強くなりサノスもスピードを落としているなかこちらに迫って来る大きな竜巻が見えてきた。




