準備
セイはウォーターボールを手の平に出しゆっくりとユラの頭に落とした。
「あ、ありがとうご、ございます」
「さっきから思ってたんだけど眠いの?」
「あ、ごめんなさい」
「き、昨日の夜ずっと乾きがすごくて水が欲しくて井戸に行こうかとも思ったんですけど夜の外は怖くてだ、だから昨日の夜から魔力を最小限の消費に抑えて朝まで水魔法で作った水を浴びてまし、た」
「そうだったのか」
「じゃあユラはキョウについて行った方がいいな」
「キョウは魔法国に行くから海を渡る際に海ノ国に寄るだろうからそこで海人が地上で行動できるクリームを買うといい」
「そ、そうさせていただきます」
「あともう1人ぐらいキョウについて行ってほしいな
私行きたい!」
「君はコサメか」
「いいのか?」
「うん!私も魔法習いたいから!」
「私も行きたい」
「君はファウか」
「ちょと多いぐらいがちょうどいいよな」
「じゃあキョウについて行くのはユラ、コサメ、ファウだな」
「じゃあ次にヨウとここに残る奴だな」
「私が残りたいです〜」
「ガーアかいいの?」
「はい〜」
「近くに居てあげたいのです〜」
「私も残りますわ」
「オレクいいのか?」
「この国好きなのよ」
「だから残るわ」
「儂も残る」
「ジュポスも残るのか?」
「テンガから聞いた話だとこの辺りは岩がよく降って来るんじゃろ?」
「それも鉱石が入っていると言うじゃないか」
「そんなん割まくりたいじゃないか」
「じゃから残る」
「そ、そうか」
「じゃあヨウとここに残るのはガーア、オレク、ジュポスだな」
「そして俺たちについて来るのはラノス、アシュ、スメル、ミカヅチ」
「これでいいか?」
そういうと全員賛同した。




