準備
セイはビクビクと痙攣しているラクダに近づき首にロングソードを突き刺した。
ラクダの首から出た血は砂に染みていった。
「どうするこいつをここに放置するか?」
「それがいいだろうな」
2人が話しているとギャァァという鳴き声が聞こえて来て聞こえたところを見ると羽が少なく肌が見えた痩せた鳥が3羽セイ達の方に飛んできた。
「アレが饑餓砂鳥か」
「一度離れるぞ!」
セイ達はラクダの死体から離れ様子を見た。
すると饑餓砂鳥がラクダの死体に降り立ち肉を貪り始めた。
「テンガ、闇渡で饑餓砂鳥の影まで連れて行ってくれ」
「わかった」
テンガが了承するとセイとテンガは影に沈んでいった。
そしてテンガはセイを掴み饑餓砂鳥の影のもとまで向かった。
セイは饑餓砂鳥の影まで来ると影から腕を出しラクダ
に触れた。
「<水槍>」
セイがスキルを発動するとラクダの水という水が槍となり肉を貫き皮を貫きラクダの体中から槍が出てきてその槍に一匹の饑餓砂鳥が貫かれほか2匹に怪我をさせた。
「一匹頼むぞ!」
セイはテンガにそういい近くのサボテンの影から出て来ると1匹の饑餓砂鳥に近づきスキルを発動させた。
「<真剣勝負>」
セイがスキルを発動すると特に何も起こらず饑餓砂鳥は逃げようとセイから離れていくがある程度離れるとセイの方向に飛んでいたかのようにセイの方向に飛んでいた。
セイから見ると饑餓砂鳥は逃げていたがある程度離れると一瞬消え自分の方に飛んできた。
「そうかここは見た感じ何も起こっていないように見えるが外に出ようとすると強制的に引き戻されるのか」




