Sランク冒険者の講習
テネットのその言葉に合わせて全員が膜を張ろうとした。
だが上手くいく者はおらず膜ができてもテネットに注意され再び最初から膜を作るの繰り返しだった。
「膜が厚すぎる!」
「膜に所々穴が空いてる!」
「膜が出来たと思ったら俺のところに報告しに来い」
「じゃあ梟君」
「今から君に教えるのは我が師であるSSSランク冒険者、武器使いベルクトル様から教えてもらった戦闘技術の一つだ」
そこからキョウはテネットからナイフで使える戦闘技術を教わり往復練習をするように言われ一人で往復練習をした。
そしてテネットはキョウから離れ魔力振動撃の練習をしているネロ、セル、テンガのもとへ行った。
「よし2人はスキルの練習だ」
「あ!」
「そうだ、そこの最後に俺と戦ったやつ」
「お前も来い!」
テネットはネロ、セル、テンガ、セイを呼び出し冒険者達と離れた場所に移動した。
「よしじゃあまず黒髪のボサボサ頭の君は部分強化魔法じゃなくて何かスキルを持っているか?」
「持っているけどあまり戦闘向きのじゃないんだ」
「一応教えろ」
「え〜と性能アップ、抽出、分解、加工、付与だ」
「ふむ」
「じゃあお前と黒髪のボサボサ頭の君はあの木剣を加工を使い複雑で美しい見た目にして俺に見せに来い」




