Sランク冒険者の講習
心身的な疲労が抜けないなかあっという間に一日が過ぎまた訓練所に冒険者達は集まった。
「よし!全員集まったな!じゃあまず」
ライオンの君と黒髪のボサボサ頭の君は君達に合ったスキルの使い方も教えるからみんながやる特訓を半分ぐらいしたらそっちに切り替える。
「お前達に覚えてもらいたいのは魔力振動撃というものだ」
「俺が昨日使ったスキル振動撃はスキルが振動を起こし触れたものを内部から壊すというもの」
「そしてこれから教える魔力振動撃は自らの魔力を体もしくは触れているものに薄い膜として張りその膜に体内の魔力を揺らしその振動を薄い膜に伝えその振動数を増やす事で破壊力を上げるというものだ」
「あの、すいません」
「なんだい梟の君」
「私は今魔力が使えません」
「ほ〜う」
「そうなると君は二つしかない」
「スキルを持っているならライオン君と黒髪のボサボサ頭君と同じ特訓を行うか」
「それともナイフに使える戦闘技術を俺から教わるかだ」
「私の持っているスキルは応用が効くようなものじゃあないのでナイフで使える戦闘技術を教えてください」
「わかった」
「じゃあまずは全員に魔力振動撃の特訓の仕方を教えた後に君に俺が知るナイフで使える技術を教える」
「よしじゃあ全員体のどこかに魔力の膜を張ってみろ」




