Sランク冒険者の講習
セイは案外早く起き上がった。
「うっ」
「頭がズキズキする」
「お〜い全員集まれ〜」
セイがまだ少し頭を抱えるなか冒険者達はテネットのもとに集まった。
そしてテネットは一人一人の良かったところと悪かったところを指摘し始めた。
セイ達以外の指摘が終わりセイ達の指摘の番にきた。
「え〜とじゃあ次はそこのライオンの君」
「君は力も強いしスキルの使い方も良かった」
「ただあのスキルを使った奇襲ならそこの蛇君に任せたほうが良かったんじゃないかな?」
「飾りじゃないんだろ?」
「今回は手を出さないように俺が言ったんだ」
「そゆこと」
「じゃあ次は梟の君」
「君はね力も強くて荒削りながらもナイフの使い方もよかった」
「だが決め手が無いのがダメだね」
「じゃあ次に黒髪のボサボサ頭の君」
「部分強化魔法をちゃんと使えていてスピードが足りないと見るや部分強化魔法を解除し身体強化を使ってロングソードで攻撃するのはよしただ剣を使うにしては技術が圧倒的に足りない」
「え〜と最後にそこの普通の子」
「君はスキルの使い方は上手いけどさっきの梟君と一緒で決め手になる何がないね」
「今回で全員の改善点が分かったから明日の講習ではそこを改善できるようにしてやる」




