Sランク冒険者の講習
キョウは左右の手に一本ずつナイフを持ち大と言うと両手に持ったナイフが大きくなり短剣ほどの大きさになった。
キョウは再びテネット近づき短剣ほど大きくなった右手のナイフを大きく振り返り攻撃するがその攻撃は木剣で防がれキョウは左手に持ったナイフでテネットの顔を目掛けて連続での突きを繰り出すがテネットを全て避けキョウの腹を蹴り飛ばした。
キョウとテネットに距離が空きキョウは両手に持ったナイフを地面に突き刺しナイフポーチから小さなナイフを二本取り出し両手に持ちテネットに向かって投げた。
キョウは投げる時自分の手からナイフが離れるギリギリで大と言った。
結果的に勢い強いまま短剣並みの大きさになったナイフがテネットに向かって放たれたのだった。
だがやはりテネットには効かなかった。
木剣で二本とも容易く弾かれた。
「そろそろいいか」
テネットはそういうと瞬く間にキョウのもとに近寄り木剣を大きく振り返りキョウに向けて叩きつけてきた。
キョウはすぐさま置いていたナイフを両手に取り両手で持ったナイフでテネットの攻撃を受け止めた。
ナイフは木剣に食い込みテネットとキョウの力の強さを表していた。
だがやはりテネットの筋力はキョウよりも遥かに強くキョウはどんどん押し潰されていった。




