強力小
「じゃあ次はキョウ」
「ほらコレ」
テンガはそういうとキョウに少し特殊な革のナイフケースを二つ渡した。
特殊と言っても4本のナイフが入った革のケース同士をくっつけただけのもだった。
「よしじゃあ次はセイ」
そう言ってテンガがセイに渡したのは一枚の紙だった。
「え?」
「紙?」
「読んでみろよ」
高ランク冒険者の講習のお知らせ。
この度全ギルドにてF〜Cランク冒険者への高ランク冒険者による講習会を実施いたします。
この度アンブレラへは本部からSランク冒険者である魔剣士テネット様がいらっしゃいます。
講習会はF〜Cランクは強制ですので必ず参加してください。
参加しない場合降格もしくは活動停止が課せられることがあります。
「これがどうしたんだよ」
「確かにさこれは講習受けてから次に行かないとだけどさ」
「え?武器は?」
「まず今のセイは俺らみたいに強力な一手がない、ならまずはセイ自身戦いの基礎的なのを俺たちよりランクの上の人から教わった方が力になると思うんだ」
「だからセイには武器はなし!」
「そんな〜」
「俺もネロも一緒行くからまあ教わろうぜ」
「げぇ!」
「俺もか」
「二日後か」
「じゃあ最後にヨウ」




