強化小
「一応弾は200発ぐらい作ってマジックポーチにあるけどどうする?」
「全てそこの机に出してくださ、い」
「わかった」
テンガは机に近づきマジックポーチの口を下に向け一度手を突っ込み弾を掻き出すと雪崩の様に弾だけが出てきた。
シキはテンガが弾を出した机に近づき弾に触れると先程の武器の様に分解されシキに取り込まれた。
「じゃあ次はネロとセルにだ」
「お前らには武器はいらないと思ってな魔法が付与されたアクセサリーにしてみた」
テンガはそういうとマジックポーチから空無鉱石が均一に間を開けて8個ほど埋められた腕輪を出し渡した。
「お前には複雑なものは必要ないと思ってな8個の空無鉱石のうち5つが身体強化の魔法がかかっていて残り3つはそれぞれ火耐性アップの魔法と雷耐性アップの魔法と爆発耐性アップの魔法が掛かってる」
「武器やアクセサリーに身体強化の魔法を付与しても素の身体能力より少し上がるだけだが5つの空無鉱石に身体強化の魔法を掛ければ」
「素の身体能力の倍ぐらいにはなる」
「どうだいいだろ」
「ああ」
「いいなこれ」
テンガから腕輪を受けとったネロは早速腕につけた。
「おおー?」
「特に変化がないぞ」
「その腕輪はオンって言わないと身体強化の効果を発揮しないんだ」
「何でそんなことしたんだ?」
「だって四六時中身体強化が発動してるといざ何かの拍子に腕輪が壊れたりしたら素の身体能力に慣れるのに少し時間がかかるだろ、だからそういうふうにしたんだ」
「でも耐性アップの魔法は常時発動してるぞ」
「後でその腕輪の身体強化試してみろよ」
「おう!そうするぜ!」




