強化小
ベヒモスに右腕にいるノワールを食べてもらって一日目、体がまともに動かず寝た。
二日目、起きてお腹が減ったけど目を開けるだけでかなりの時間がかかってしまった。
お腹のあたりに違和感があることにセイは気づいた。
「この重さはヨウいるのか?」
「う〜ん」
「あるじおきたの?」
ヨウはセイの顔まで這い上がってきて顔を覗いてそう言った。
「ああ」
「どうしてヨウがいるんだ?」
「だってこのやどのへやそとからかぎかけられないからいまのあるじだとうちがわからかぎをしめられないからだれかがいっしょにいないとこのへやかぎがあけっぱになっちゃうから」
「そうかありがとう」
「誰か呼んでくれないか?」
「わかった!」
ヨウは部屋を出て別の部屋から人を連れてきた。
「つれてきたよ!」
「どうしました、か?」
「ごめん起こしてくれないか?」
「かしこまりまし、た」
シキはセイを起こし壁におっかからせた。
「シキごめんご飯も持ってきてくれないかお腹が減って」
その日はヨウに三食ご飯を食べさせてもらい寝た。
三日目、力は入らないが体を起こしご飯を食べることぐらいはできるようになった。
四日目、歩こうとしてみたが膝から崩れ落ち這ってどうにかベットに戻った。
五日目、腕に力が入る様になった。
六日目、怠さがあるが壁に手をつきながらなら歩けるようになった。
七日目、やっと怠さも抜け身体中に力も入る様になりもと通りになった。




