ベヒモスのもとへ
方向転換してセイを攻撃しようとしてきた岩の三つはまるでセイが居なくなったことが見ていたかのようにセイが居なくなるといきなり回転し三つが当たったかと思うと衝撃で砕けるのではなくお互いを弾いてセイ達から少し離れたところに落ちた。
「おい離れるぞ!」
セイがすぐさま立ち上がりそういうと4人はそこから離れた。
セイ達が離れすぐに先程セイが切り損ねた岩がセイ達の居た場所に落ちてきた。
「ゲホォゲホォ」
セイ達は離れた場所がそこまで離れていなかったことで土煙を吸い込みシキ以外が咳き込んだ。
「うんん」
「さっきの何だ?」
セイがその疑問を口にした時回転してお互いで弾き合い落ちてきた空中では岩だと思っていた物が顔出した。
キョウがその顔を出した物を見ると話し出した。
「あれは降ってくる岩に紛れて落ちてくる魔物溶岩マジロランクはB落ちてくる時は丸まり空中にいる時に溶岩が冷え空中では一見ただの岩にしか見えない魔物です」
ビキッビキビキという音と共に溶岩マジロの背中の岩がひび割れそこから溶岩が噴き出しそれが背中の岩の様々な箇所に起こり丸まった。
「テンガ!武器!」
セイが失ったロングソードの代わりをテンガから渡して貰うと丸まった三匹の溶岩マジロが物凄い回転を始め自分のいる場所の砂を散らしセイ達の居るところへとものすごい勢いで回転しながら襲いかかってきた。




