岩石砂漠
そいつは落下してすぐに仰向けのまま尻尾をセイに向けた。
セイが落下していきそいつの尻尾の射程圏内に入りセイは一斉に尻尾に襲われた。
セイは自分に攻撃が当たらずロングソードにも直接尻尾の攻撃が当たらないように尻尾とロングソードが当たるときにロングソードを滑らせ攻撃が当たらないようにロングソードに体を委ねた。
セイがもう一本の尻尾もそのように避けると挟み撃ちにするように二本下から一本先程避けた尻尾が上から二本迫ってきた。
ヤバいかも。
セイは大きく振りかぶり下からきた尻尾をロングソードで叩きつけその勢いで尻尾のない方へと移動した。
「危ねぇ」
「ん?」
下に休んでる尻尾があるな。
やるか。
セイはロングソードを地面にに向け体を空に浮かせ全体重をロングソードに乗せ落下した。
セイが物凄い勢いで落下し休ましていたであろう尻尾の傷に突き刺した。
突き刺した途端尻尾は暴れセイを振り回した。
ボキッ
音がしたかと思うとセイは物凄い勢いで飛んでいった。
セイは砂に落ちるがバウンドし空中を舞いそれを何度か繰り返し体が岩に当たり岩を砕き止まった。
「ゲホォゲホォ」
「セイ!」
「セイ様!」
キョウとテンガが飛ばされたセイの下へときた。
「セイ様大丈夫ですか?」
「体が痛い」
3人は尻尾を見る。
尻尾はお互いに叩きつけ合い何度も傷を抉られた尻尾は地面に休ましているようだった。
「いやー手強いな」
「私も魔力を節約しながらやってますがそれだとやはり効果が薄いようで」
「逃げる?」
「無理でしょうね」
「無理だろうな」
「だよなぁ」
「ゲホォゲホォ」




