岩石砂漠
「やっぱヒビが入るだけか」
テンガが尻尾を殴った衝撃で頭から落ちていたのが足の方に方向が変わり落ちた。
テンガはセイの倒れている方向を一度見る。
今キョウを1人にするわけにはいかない。
セイが気絶していると影がグニュとなりセイを蛇が巻き付き中に取り込まれた。
「主人よ!」
「主人よ!!」
「うっ」
「セル?」
「ネロ!大丈夫なのか?」
「すみません今は毒で喋られないのです」
「私はあらゆる毒に耐性があるのですが」
「ネロは違うようなのです」
「そうなのか」
「ここは?」
私とネロは考えたことを共有することができネロにスキル闇渡を使ってもらい主人をこの中に入れさせました。
「主人はこれからどういたしますか?」
「今2人がここにいるってことは上では今キョウとテンガだけってことだよな、じゃあ行かないと」
「そうですか」
「まだネロは動けないので私たちはここにいます」
「では頑張ってください」
セイはまるで重力がなくなったかのように体が浮きシキとヨウの影から出てきた。
「わ!」
「あるじ!」
「どうしてここ、に」
「まあ話は後で」
「今は2人の助っ人に行かなくちゃ」
セイはロングソードを強く握り身体強化を使ってキョウとテンガが戦っている尻尾へと向かっていった。




