岩石砂漠
地面が揺れ物凄い音がしたと思ったら地面から6本の尻尾のようなものが出てきた。
尻尾は黒く硬そうな見た目をしていて先端には巨大な針がついていた。
「テンガ!」
「武器!」
テンガはマジックポーチを探り剣を一本取り出しセイの方に投げた。
「おっと危な!」
「結構デカいな」
「ロングソードだ」
「今渡せるのはそれだけだ」
「鞘ぐらい作れよ」
「シキとヨウはどっかの岩に隠れててくれ」
セイがそうシキ達に言った瞬間尻尾はセイに向かって攻撃してきた。
「あるじうしろ!!」
セイはすぐさま振り返り尻尾の攻撃を右に受け流した。
「危ねぇ」
<身体強化>
セイは受け流しすぐ横にある尻尾を切りつけた。
だがその尻尾の硬い表面によって剣が弾かれた。
「硬!」
「身体強化使って全力で斬り付けたのに」
ドンッ
セイは後ろから来た尻尾に攻撃され吹き飛んだ。
「セイ様!」
キョウ達もセイのように襲いかかってくる尻尾を相手にしながら余った三つの尻尾も相手にしていてセイの元まで行くことができなかった。
「チッ!」
俺の攻撃でも表面にヒビを入れることしかできない。
コイツまあまあだな。
ネロは表面を噛み砕き尻尾の肉に噛み付いていた。




