次の目的地
キョウ達は階段を降りてすぐの少し開けた場所で料理器具を出して料理をしていた。
「魔法で竈門を作ったのか」
「お目覚めになられたのですか」
「俺はみんなが帰ってきたら起こしてくれって言ったよな?」
「申し訳ありませんでした」
「お目覚めになったらすぐにお食事を取れたほうがいいと思い」
「ああいいよ」
「ありがとう」
「そうだみんなでここで食べるか?」
「いいですね」
キョウが最後の肉を皿に入れるとキョウが魔法で石の机と椅子を作り料理の入った皿を各椅子の前に置いた。
皆んなが椅子に座り食事を取り始めセイがエントから聞いた話をしてキョウ達が分体から教わった魔法のこと本のことを話した。
「じゃあ次にどの上位精霊に会いに行くかですね」
「んーどうするかな」
セイはフォークとナイフを置きポケットから宝玉を取り出し覗きあたりを見渡す。
「ん?」
「どうされましたか?」
「この宝玉を見ると3体のいる上位精霊はエントに会いに行った方角にいるみたいだ」
「あっちってなんかあるのか?」
「あの方向には....」
「んー」
「わかりません!」
「そうか」
「でも行くしかありませんよ」
「そうだよな」
「せっかくエントが体を張ってくれたんだもんな」




