エントのもとへ
「あるじ〜まだつかないの〜」
セイ達はエルフの村を出てから4日経っていた。
「も〜あるきたくない〜」
「じゃあこの辺りで休むか」
「すこし見てきます」
ドンッ
ガサガサ
キョウが跳躍し木の上へ行った。
「ヨウ辛いならこれからは俺がおんぶして行こうか?」
「いいの?」
「ああいいよ」
ガサガサ
キョウが木の上へから降りてきた。
「セイ様それらしき場所にあとすこしで着きます」
「ふぅー」
「そこにエントが居ればいいな」
「よし!」
「近いならもう行くか!」
「ほらヨウ乗れ」
セイは地面に膝をつきヨウが乗りやすいようにした。
「えい!」
ヨウがセイの背中に飛び付きセイの首に腕を回す。
そしてセイが後ろに腕を回しヨウを支えた。
「よっしょっと」
「出発!!!!」
セイはヨウを背中に乗せ全力で走った。
「キャーーーーーーー」
ガサガサ
草を押しのけながら走りすこし開けた場所にでた。
「お待ちしておりましたゼロ様」
「ん?」
「エントどこに居るんだ?」
そのすこし開けた場所の中心には周りの木より一際大きな木があるだけだった。
「私は今あなたの目の前にある大きな木の中におります」
「基本私は木に宿っていますので」
「そうなのか」
ガサガサ
音がしでてきたのはキョウ達であった。
「ここなのですか」
「そうらしい」




