エルフの村
「精霊花ってなんだろうな?」
「なんだろうね」
「きいてみよ」
「いいよそこまでしなくても」
プゥー
ヨウがほっぺを膨らませたと思うとシリンの居るところへと向かった。
「おい!」
「ちょっと待て!」
「ねぇねぇ」
「おねえさん」
「せいれいかって何?」
「うん?」
「ああ君か」
「精霊花についてか」
「まあいいだろう」
「精霊花はなんらかの花の芽に緑の精霊が宿ることででき、花が咲くと同時に宿っていた緑の精霊が戻っていく」
「精霊がいなくなった精霊花は薬に使える」
「まあこんな感じだな」
「へぇー」
「そうなんだ」
「ありがとうね」
「おねえさん」
「ね!」
「きいてよかったでしょ!」
「そうだな」
セイはすこし苦笑いをして返事をした。
あの花が向いてる方向にエントが居るのか。
「そういえばヨウみんなはどこだ?」
「みんなはあるじのごはんをとりにいったよ」
「エルフのみんなはおにくをたべないらしいからやさいばっかじゃあるじのたいりょくつかないよねってはなしになってとりにいこうってなったの」
「そうか」
「ありがたいな」
「帰ってきたらちゃんとお礼言わないとな」
「じゃあとりあえず部屋に戻ってみんなが戻るの待つか」




