海ノ国でのクエスト
シキが森の前で待っているセイ達に追いつくとセイは融合を解除しキョウはヨウを下ろしネオは四足歩行から二足歩行になっていた。
「言い出しっぺのシキがビリかよガハハハハハ」
「も、申し訳ありません」
シキは少し息を切らしながら謝る。
「ネロ、そんな言うなよたまに競いたくなることもあるだろ」
「それもそうだなガハハハハハハ」
「じゃあ行こうか」
セイ達が森の中に進んでいると案外あっさりと形相の木が見つかった。
「うわ!」
「こわ!」
「道具屋で買った薬草図鑑によると形相の木は基本ただの木なのだが自分に害をなす可能性のある生き物が近づくと人の怒ったかのような顔が木から浮かび上がり対象を驚かせるそうです」
「確かこれがいきなり目の前に現れたら腰を抜かしてもおかしくないな」
「じゃあこの袋の半分埋まるぐらい採取すればいいのか」
セイは短剣を取り出し表面を削る。
「よしこれぐらいかな」
「よし次!」
「確か魔女のキノコは15本採取だったっけ?」
「はいそうですここまで来るのに4本か」
「まだあと11本か」
「まあゆっくりと探そう」
「そろそろご飯にしようか」
「それはいいですね」
「時間的にも丁度良いかと」
「ヨウも腹減っただろ」
「うん!」
そのまま少し歩き少し開けた場所に辿り着いた。
「この辺りでいいか」
「食べよう!」
「テンガ!」
「おう!」
テンガがセイの言葉に返事を返すとマジックポーチを取り出し中からシートを取り出しキョウに渡す。
キョウはまず無造作に地面にシート置き綺麗に広げる。
次に食堂で作ってもらったおかずが詰まった弁当箱とパンそして果実のジュースが入った瓶を出した。
「じゃあ食べるか!」
「いただきます!」
そして様々なおかずにみんなで手を付け頬張りその後にパンを頬張る。
そしてパンで口の中の水分が減りジュースを飲む。
そのようなことを繰り返す。
「この肉うめぇーーーー!!!」
「このやさいもしんせん!!」
「全部うまいな!」
「美味しいですね」




