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討伐前
時はセイ達が龍人の国に滞在しているところまで遡る。
神界にて。
「創造神様!」
「また穴が発見されました」
「またか」
「穴が開いただけか?」
「はい」
「特に開いただけで何も起こっておりません」
「どうやら穴の繋がっている場所はどこかの世界のどこかということ以外わからんし」
「閉じる事も行くこともできんしな」
兄さんの世界か?
いやそれともアイツの?
「まあとにかく穴には目を光らせておいてくれ」
兄さんはあまりの傍若無人ぶりに産んだ子らに討たれたらしいし。
アイツは世界の仕組みを作るだけ作って放置した結果、神としての力を失い消滅したらしい。
いったいどこに繋がっているっていうんだ?
それに下界でもなんか新しい魔物が現れたとかそれもアレによく似たやつらしいし。
「はあー」
「これはこれから忙しくなるぞ」
セイ達が龍人の国を旅立とうとしていた時天界では。
「創造神様!」
「またなんだ!」
「今までにない大きさの穴が開きました」
「流石にあれを放置するのはヤバいと思ったので下界にいたりした神も呼び穴を小さくしようと頑張ってもらっています」
「それでは私も手伝いに行こう!」




