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神の子現在修業中!  作者: メダカ
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討伐前

椿が食堂に着き列に並び遠目から今日のメニューを見ていた。


今日のメニューはAランチがパンと牛乳のスープと鶏肉のソテーBランチがパンとトマトのスープと赤ワインソースのハンバーグ。


どれも美味しそうだな。


今日はAランチにしようかな。


列が進み椿の番になった。


「Aランチください」


「は〜い」


若いおねいさんが返事をしお盆を取りパンを置き深い皿に牛乳のスープを2回ほど木のおたまで掬い入れお盆におくそして鶏肉のソテーを作っている男の近くにある鶏肉のソテーが入った皿を取りお盆に置きナイフとフォークが入った入れ物からナイフとフォークを取りお盆に置き椿に渡した。


椿はお盆を受け取ると食べる席を探す。


見渡す限りの席は全て埋まっていた。


歩いて探していていると1人の白髪の女の子が端の席に座っておりまるでその子の周りに居たくないかのように2.3個席を開けて座っていた。


椿はその白髪の女の子の隣に行った。


「ここいい?」


「いいよ」


ガチャ


「いただきます」


椿はパンを千切り牛乳のスープに半分つけ頬張る。


ナイフとフォークを使い鶏肉のソテーを切り頬張る。


それを交互に行なっていると隣に座っていた女の子が話しかけてきた。


「あなたが噂の勇者ね」


「私に近づかない方がいい」


「私はみんなから気持ち悪がられているから」


「へぇ〜」


「そうなんだ」


「でもそれ私には関係ないわね」


「例えあなたが物凄く嫌われていても私がここで誰と関わろうと誰も文句を言えないわよ」


「だから私はここでは喋りたくない人とは喋らないし近づかない喋りたい人とは喋るし仲良くなりたい人には積極的に喋りかける」


「ハハハハハハハ」


白髪の女の子が笑う。


「あなた面白いわね」


「普通そんなことしたらみんなから嫌われるわよ」


「そうね」


「だからクラスでは私1人ね」


椿は何かを考え隣にいる白髪の女の子の顔を見る。


「ねえあなた」


「何?」


「私と友達にならない?」


「え?」


「私この世界でまだ友達いないのよ」


「いいの?」


「何を言っているの?」


「私が聞いているのだけど」


「うん...いいよ」


「あなた名前は?」


「アイシー・エルモア・サウザード」


「私は桜木椿よ」

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