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ロマンスのスタート

作者: 甘異愚実

振られたので書きました。悲しいです。ぜひ読んでください。

高校二年、夏。

俺は、恋をしている。


「ゲームをぶつ切りするとバグるって話。アレガセらしいぞ」

「は?そんなわけないだろ、ゲーム機への負担があーだこーだで…ってンな話はどうでもいいんだよ!俺は今大事な相談をだな…」

「うるせえ、青春すんなバーカリア充爆発しろ」

「まだリア充じゃねえ、こっからですからァ」

「はいはい、んで告白すんの?しないの?先輩今年受験だし、はよ行った方がいいだろ」

「…するよ!やってやりやすよ!」

「あっそ。じゃ、頑張れなー」

「今の重要な選択だろ、流すんじゃねえよ…」


さて、先輩どこにいるかな…生徒会室に行ってみよう。


「失礼します…夏先輩はいますか?」

「はいはいー、あ!どうかしたの?」

(先輩だ…緊張してきた…)

「あ、あの、このあと時間ありますか?話したいことがありまして…」

「いいよ、この後なにもないし、カフェにでもいこっか」


カフェに着き、コーヒーを飲みながらたわいもない話をしている。

「そうそう!あのシーンほんと最高だったよねぇ…わたしも卒業後、大切な人との再会はピースで迎えたいなあ、ああいうの憧れちゃう」

「あそこ最高でしたよね!…あ、そういえば先輩、こんなとこで俺と時間使っちゃってていいんですか?」

「え、なんで?」

「先輩、今年受験じゃないですか、だからいいのかなと思って」

「あー、わたし生徒会やってたからそれの推薦でみんなより多少余裕があるんだよねー。でもいい時間だね、人と話すの楽しくてこんな時間になっちゃったよー」

(やば、墓穴掘ったかも…覚悟を決めないと…)

「せ、先輩!」

「わ!どしたの急に」

「あの…俺、先輩のこと好きです」

「先輩の笑顔とかしぐさとか、なんでも頑張れるところとか…全部、好きです」

「僕と…お付き合いしていただけませんか」

「…えっと、その…わたしも


―――うーん…最初にでてきてかわいいと思って攻略してたけどなーんかイマイチなんだよなこのキャラ。リセして攻略対象変えよ。


―――目が覚めた。見覚えのない場所…じゃない、ところどころ溶けてるけど、これはカフェだ。

あ…先輩…。よく見たら、先輩も、俺も少し消えかかってる、なんだこれ…?

「ねえ、キミ」

「先輩…大丈夫ですか?」

「ああ…わたしはキミの先輩なんだ…」

「え…どういうことですか、それ」

「実はわたし、記憶が曖昧になってるの。さっきからぼーっとしてて…消えちゃうみたいだね」

「そんな…先輩、俺…!」

「―――わたしも、キミのことが、ずっと好きでした。こちらこそ、よろしくお願いします」

「え…先輩…それって――」

"最後の"先輩の顔は、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。それでいて、とても綺麗だった。



高校一年、春。

「新入生かな?うちの学校へようこそ!…ってキミ、遅刻だけど…」

「あ…はい、今日からこの学校に…って言ってる場合じゃないですね」

「まあ入学式まだ終わってないし、セーフじゃない?わたしは生徒会書記、二年生の夏。キミは?」

「俺の名前は…」

意味の分からないピースサインと、素敵な笑顔に。

俺は、恋をした。



こんにちは、お久しぶりです初めまして、いぐみです。

女の子を遊びに誘ったら振られたのでラブコメ書きました。彼女ができない…。ちょっと辛いです。予定ないので勉強頑張ります。では…。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 短くて読みやすかった。 [気になる点] けどせめて場所をもう少し絞れるようにしてほしかった、でないと小説呼んでいない人にとっては印象がまるで薄いかも?
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