続・番外編 「なろう」を離れてみて。
MH4が出て逃避のつもりが本格的に意識を持っていかれてはや一年。
皆様こんばんわ。ロクデナシです。
最近つくづくと気付いた事があります。
何者になるにしても、一番大事なのは「その場所で頑張り続けること」だと。
現状の自分が、イイ歳になって何者にもなれなかった最大の原因も、恐らくはここにありそうです。
なろうでぼちぼちと、小説の感想文やら活動報告にコメントやらが貰えるくらいになってきて、いきなりベリィズカフェへ遠征。そこからピクシブへ拠点を移したかのように、ふいと、ここから遠ざかってしまいました。
これはもう「悪癖」です。
思えば遠い昔、学生をやっとった頃からのものです。今と同じようなサイクルで転々としてきた自身の遍歴があります。まさしく黒歴史。(><)
わざわざ探してまで求めてくださるような方が現れはじめると、決まって別のモノに意識が移ってしまうのです。今までは無意識だったけれど、そうと解かった以上、これからはこの悪癖を糾していかないと。
やりたい事は山ほどある。けれど時間は無限じゃあ、ない。
切り捨てなければ、惰性で生きていることとそれは同じです。
石の上にも三年、と言いますが、実際は三年で芽が出れば早い方ですな。
芽も出ていないうちから「もう駄目だ、」と見切りを付けて放り出すことを続けていれば、あっという間に三十年が過ぎ去ります。
ぐるりと見渡せば、成功している人というのはまぁ三十代が多いけれど、彼らはみな共通して、普通の人々がフィーバーした事柄はぐっとこらえて我慢した、という経験の持ち主でありましょうな。
ゲームでドラクエが流行っていてもプレイしたりはせず、ネットでソーシャルゲーが大ムーブメントを起こしていても指をくわえて見ていただけでありましょう。ぐっ、と我慢した。
捨ててきた過去があるから、未来が掴みとれた。
断舎利ですな。
さて、ピクシブへ行って何をしているかと言えば、お絵かきしております。
そうです、昔は漫画家を目指した時期もあったんです。絵が描けるヒトなんです、自分。
けれどいかんせん、人生はそんなに甘くはない。全盛期の頃に比べて見る影もないです、今の絵。
リハビリでなんとか勘を取り戻しかけてはいますが、まだまだ。そしてふと、ここ、なろうへ来た当初も同じような四苦八苦を味わったことを思い出しました。
はっはっはっ。バカだなー。わたし。
わたしが感銘を受けたあるプロ作家さんは、「書けなくても、とにかく一日五分でも十分でも机に向かうのよ。一行でも二行でも、書くことを義務にしなくては駄目なの。」と仰いました。
その通りだと、痛感して、そして今まさに一日一行二行の苦行中です。
MH止められない自分が悪いんですが。そして今度のMHはハンターランクが二桁以上。暗雲。
絵のリハビリはひとまず横へ置いて、とにかく一日一行。(笑
さて。
作家に限らず、何者かになろうと思うなら「その場所に留まり続けること」が一番大事でありますが、次に大事なのは何かなと。
ピクシブで小説の活動はしてないのかと言えば、僭越ながら批評グループに参加して、小説の意見が欲しいという方の作品を読んでは一言申し上げていたりします。
かつて参加していた某掲示板の企画競作スレと同様のことですな。ここ同様、好き勝手言わせてもらってるんで、自分の時はちと覚悟が要ります。
けれど、喧々諤々、意見を戦わせていると得られるモノも比例して大きい。
ピクシブは「絵」が主体の場所ですから、やはり絵がPVを稼ぎ、小説のほうは機能自体からしてオマケ感がひしひしです。
で、イラストの場合、人気のあるなしは一目瞭然で納得がいきます。
人気があるイラストはやはり表現力が違います。デッサンどうのでなく、魅力のあるなし。それはひと目で解かります。漫画だともっと解かりやすい目安があって、「多彩な表情・人物の描き分け・インパクト」この三つが揃ってれば、絵柄が綺麗なだけのものより認められる。
(まー、それ以上にモノを言うのがコミュニケーション能力みたいですけどねー、あそこ。)
小説というのは、さて、何を評価されているのだろうかと、ここのところは考え続けています。
・・・。
すいません、嘘です。大半、考えているのは狩りの立ち回りです。
なぜ一つの場所に留まり続けなくてはいけないか、その理由はお分かりでしょうか。
口コミと同じことなんですがね。
商売のセミナーでも同じことを言うとりました、「とにかく知ってもらう事が第一」だと。
色んなところで作品の宣伝をしなくちゃいけないご時世です、昨今。その宣伝も、通り一辺倒、なんの工夫もないものならば、誰も目に留めてくれないっていう厳しい時代です。
100の宣伝をあらゆる場所に書きこんでも、読者は増えません。
アマチュア物書きは誰でもやってるからです。作品が埋もれるのと同じ理屈で、宣伝まで埋もれてしまうという事です。
わたしなんぞは絵が描けます。絵が上手ければ挿絵で釣るという方法が取れます。
ピクシブで絵を描いてみましたが、そんなに上手い部類じゃないのが痛感出来ただけでした。(笑
そして、品質です。
いくら宣伝をガンガンやり込もうとも、売り込む商品が良いモノでなければ、結局は無駄になるんですね。ロングセラーというものは、たいがいがそういう理屈で生まれるものなわけです。
一人二人の客が手に取って、もちろんお試しですからすぐにポイされてしまうわけですが、これが100人単位となると、そのうちの何人かは気に入ってくれたりもするわけです。品質次第で。
気に入ってくれた上で、こちらは口コミを期待するわけです。
そうすると、自身に置き換えて考えてみると解かりやすいですが、よほど感銘受けたりしない限り、人に勧めようとは思わないって事がね。解かるわけですよ。
では次の布石はなんなのか。
それは、クオリティの高いものを作り続けるって事以外にはありません。
一つの作品を気に入ってくれた読者が、他の作品にも手を伸ばす、その作品が劣化作品であればそこでおしまいになる。その作品も優れたモノであれば、読者は次の作品にも手を伸ばすってことです。
芋づる式が期待出来るならば、宣伝するのは一作だけで済みます。(笑
そして、芋づるを期待するには、作者その人のワールドが確定している事が必須条件になるわけです。




