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新・小説の(多分に独断な)書き方講座(脱皮中)  作者: まめ太
第一章 読んでもらう努力
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第三回 代替え品の需要

 さて、フォロワーというのは「フォローする人」という意味でしょうね! おそらくね!

 何をフォローすると言うのでしょうか?


 彼らはトップ作品の模造専門ですから、トップグループのフォローでしょう。

 トップの作品を読んでいると、なにせトップは少数ですから、痒いところに手が届かない読者が出てくるわけです。足りないモノを補った作品を作り、それを提供する、フォローする、それがフォロワーという事です。

 そう考えると、模倣品と言えばイメージが悪いけれど、役に立っている! 必要とされている!

 読者の選択の幅を広げ、小説というジャンルを豊かに盛り立てているわけです。

 水着売り場が色とりどり、ブランド品はお高い、ブランドってのがそも嫌だ、そういうニーズを満たすのが、フォロワー企業の商品という事です。だから、似たような体裁でなければ逆にウケない。


 では、フォロワー企業はそういったスキマ産業で甘んじていていいんでしょうか?


 もちろん、目指すべきはトップグループに決まっています。

 今に見ていろ、僕だって。です。


 けれど物事には順序があります。トップを目指す前にまずはチャレンジャー、No.2に付けなければ。

 そして、これが大事ですが、優れたアイデアはこの時点では出しては駄目です。(笑

 フォロワーは、「模倣する集団」です。だから、優れたものはパクられます。そして、フォロワー作品を求める読者層も、パクりには寛大というか、気にしないからです。大損、です。

 それはいつか自身がNo.2に入り、トップに迫った時の「隠し玉」として取っておきましょう。

 フォロワー時代の作品では、新しいアイデアなど入れなくていいのです。常に練り直し、ツギハギで充分。


 読者が本当にはどの作品のファンであり、その本家作品のどこに不満を持っているのか。

 リサーチが第一です。自身は、どの作品のフォローをしているのか。

 読者の不満を解消してあげることで、その読者は本家からあなたに乗り換える。それが狙い目です。

 そうやって、トップやNo.2からシェアを奪うことによって、あなたの作品は知名度を上げていきます。


 ある程度の知名度を得た後に、隠し玉の新アイデアを投入した作品で勝負を掛けるのです。

 それが、”戦略”です。


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