『先生、あのキスは本気です。 ―元教え子は国民的俳優になって帰ってきた。そして今、秘密の恋が始まる。』
30歳の国語教師・椎名遥香は、これまで恋愛に縁なく、古典文学と歴史を愛する“真面目な先生”。ある日、母校がロケ地になったことで再会したのは、かつての教え子で今や国民的俳優となった一之瀬湊。5年前、告白し損ねた湊は「ずっと好きでした」と再び想いを伝える。
教師と元教え子という立場、周囲の目、過去の未練と新たな恋心の間で揺れる中、2人は密かに交際を始める。だが、湊の共演女優・瀬戸美優の存在や、遥香に思いを寄せる同僚教師たちの嫉妬、さらには週刊誌による“キス報道”など、さまざまな障害が2人を試す。
秘密の交際の末、2人は結婚。子どもを授かり、双子の奏翔と結咲が誕生する。湊は俳優を続けながらも家庭を第一に考え、遥香も教育支援センター勤務を経て現場復帰。子育てとキャリアの両立に奮闘しながら、家族で少しずつ信頼と理解を育んでいく。
続編では、湊が“家庭があること”を公に語り、世間からも温かく受け入れられるように。結咲の口から「うちのパパは俳優」と漏れたことで学校で話題になるが、家族の絆がそれを乗り越える。
やがて、家族全員で年賀状を撮る日常の幸せに包まれ、遥香は確信する――この人生は、恋以上に深い「運命」だったと。
HJ大賞6
【プロローグ】
プロローグ「本気のキスから、すべては始まった」
2025/06/09 22:30
【第一章】本編
第0話「卒業式の日、伝えられなかった想い」
2025/06/10 22:30
第1話「再会は突然に。君はまだ“先生”ですか?」
2025/06/11 22:30
第2話「演技と本気のあいだで揺れる、先生の心」
2025/06/12 22:30
第3話「このキスは誰にも見られていないはずだった——はずなのに」
2025/06/13 22:30
第4話「“名前が出てないから”で守れる恋じゃない」
2025/06/14 22:30
第5話「先生の恋と名誉、どちらを守りますか?」
2025/06/15 22:30
第6話「私は教師で、彼は俳優。それでも私は――」
2025/06/16 22:30
第7話「愛してる。秘密じゃなく、未来の約束として。」
2025/06/17 22:30
第8話「その人を愛した理由、ちゃんと知りたかった。」
2025/06/18 22:30
第9話「この関係は秘密じゃない。私たちが選んだ、真実。」
2025/06/19 22:30
第10話〈最終章〉「あなたを、名前では呼ばない日」
2025/06/20 22:30
【第二章続編】復帰編
《続編 第1話》「おかえり、椎名先生」
2025/06/25 22:30
《続編 第2話》 「双子の運動会と、秘密の参観日。ママは先生で、パパはスター。」
2025/06/26 22:30
《続編 第3話》「教壇の上と客席の下。あなたを見つめていた」
2025/06/27 22:30
《続編 第4話》「パパに会いたい。ママの涙は、僕だけが知ってる」
2025/06/28 22:30
《続編 第5話》「うちのパパは俳優だよ。それって言っちゃいけないことなの?」
2025/06/29 22:30
《続編 第6話》「僕には、守る家があります。」
2025/06/30 22:30
【第三章続編】『先生、あのキスは本気です。―ふたりの時間、未来の約束―』
第1話「静かなる朝のキス」
2025/07/01 22:30
第2話「結咲の“好きな人”」
2025/07/02 22:30
第3話「ドラマの中のキス」
2025/07/03 22:30
第4話「ママ先生の試練」
2025/07/04 22:30