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モブ商人は生き残りたい  作者: わたがし名人


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第57話 モブ商人はヒノモトの神と謁見する



「ここは…?」


 イブキに連れられ転移したヘンソンとマルコ。


 転移した場所は見知らぬ謎の空間。


 周囲には何もない虚空の中に立っている。


 イブキとイベントで会う場所とも違う。


 果たしてヒノモトにこんな場所があっただろうか。




「オウリュー様、連れて来たよー」


 イブキがオウリュウという人物に呼びかける。


 オウリュウ。その名前に聞き覚えがあった。


 やはりヘンソンを呼び出したのは彼女だったか。


『イブキ、ご苦労。こちらに参るが良い』


 ヘンソンたちの前に光の道が現れる。


「ヘンソン君、行こっか」


 イブキの案内で光の道を進むヘンソンとマルコ。




「ヘンソン君、着いたよ~」


 光の道を進んだ先に現れたのは広い空洞のような場所。


 その奥にいたのは、


『よくぞ参った』


 巨大な黄金の龍がヘンソンたちを出迎えた。



 ヒノモトには神と呼ばれる存在がおり、その名前はオウリュウという。


 ゲーム時代、その存在は名前でしか確認されておらず、姿を見たプレイヤーはいない。


 改めて対峙してわかったが、オウリュウには決して勝てない。そもそも戦ってはいけない。


 そう感じさせる威圧感があった。


 おそらく概念的な存在であると思われる。




『さて、早速であるがそなたをここに呼び出した理由を話そう』


 オウリュウはヘンソンを呼び出した理由を語る。


『結論から言うとそなたにはヒノモトから立ち去ってもらう』


「えっ、それは一体どういうことでしょうか?」


 オウリュウからヒノモトの退去を命じられ動揺するヘンソン。


『そなたがここに来るのは時期早々なのだ』


『そなたの事情はわかっておるが物事には順序というものがある』


 オウリュウはどうやらヘンソンが転生者であることに気が付いているらしい。


『でだ、役目を終えてから再びここを訪ねると良い』


「えっ、役目って一体?あっ、嘘?これは…」


 戸惑うヘンソンの足元に転移陣が現れる。


『ではまたな』


 ヘンソンの姿がその場から消える。


『…まさかそなたが人の下につくとはのぅ』


 オウリュウは残されたマルコを見つめる。


「……」


『安心せい、そなたも一緒に送り届ける』


 オウリュウはそう言うとマルコの足元にも転移陣が現れマルコの姿も消える。





「オウリュー様、わっちあの子たちと遊びたかったんですけどー」


『済まぬなイブキ、彼らには役目があるのだ』


 オウリュウ、ヘンソンには役目があると言う。


『彼らならきっとまたここに訪れるはずだ。それまで辛抱せい』


「う〜ん、それなら我慢します。次会う時はきっともっと強くなってるはずだよね〜。あ〜、楽しみだなぁ〜」



 イブキは再び来るであろうヘンソンたちに想いを馳せるのであった。





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