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モブ商人は生き残りたい  作者: わたがし名人


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第44話 モブ商人は人魚の国に行く



 人魚の国『アトランティス』へ行くことになったヘンソンたち。


 目的地である『ヒノモト』から離れ、寄り道となってしまうが仕方ない。ゴールまであと少しだ。急ぐこともないし、それに人魚の国『アトランティス』には興味が無い訳でもない。



「みんなー、そろそろ海に潜る準備するね♪」


 そういうとアクアはシャボン玉で使うポイのようなものを取り出す。


「これをこうして、っと♪」


 アクアはポイを頭上に掲げると、ポイは魔導船を囲えるくらいの大きさになる。


「それっ♪」


 アクアは大きくなったポイをそのまま振り下ろすと、魔導船はポイの輪の中にすっぽりと入る。


 すると魔導船はシャボン玉のような球体の膜に包まれる。



「よし、準備完了っ♪それじゃあ出発するね♪」


 ヘンソンたちを乗せた魔導船は海中へと入って行く。



「綺麗…」


「海の中はこんな風になっているんですね」


「ヘンソン様たちと過ごすようになり、大抵の事には順応できるようになれたと思いましたが、どうやらまだまだのようでしたね」


 海中を優雅に進むヘンソンたち一行。地上では見ることのできない幻想的な光景に目を奪われる。


 ウミガメのおかげでモンスターに襲われる心配もない。


 しばし海中遊泳を楽しんでいると、



「もうそろそろ到着するよ♪」


 アクアが指差す先には巨大なサンゴが見える。


 すると次第に大きな膜に覆われたギリシャ建築の古代都市に近づいていく。



「はいとうちゃーく♪エメ様もありがとう♪」


 ここまで魔導船を牽引してくれたウミガメことエメ様とはここでお別れだ。


「それじゃあ改めまして、人魚の国『アトランティス』へようこそ♪」




 人魚の国『アトランティス』。


 ゲーム時代、ストーリー後に開放されるクエストを攻略することで訪れることが可能になる国だ。


 国の中央にある巨大なサンゴは国全体を覆う結界を維持する重要な役目をもっており、先程のウミガメこと聖獣エメ様はそのサンゴを含めたアトランティス全体の守護をしている。



「それじゃあ皆入って入って♪」


 アトランティス全体を覆っている結界は巨大な門の少し前方まで伸びており、ちょうど船が停泊できるスペースができていた。


 水中ドームのようになっているその場所に魔導船は停泊している。


 ヘンソンたちは魔導船から降りる。空気はちゃんとあり溺れる心配はない。


 先導するアクアの後に続き門の前まで進む。



「ただいまー、ヘンソン君たち連れてきたよー♪」


 家に友達を連れてきたような気軽さで門を開けるアクア。アクアの家があるので間違ってはいないのだが、ここは人は気軽に立ち入ることができない人魚の国『アトランティス』。


 アクアの祖父である王様に呼ばれてはいるが、果たしてここの住人たちに自分たちは歓迎されるのだろうか?


 ヘンソンが身構えていると、



「「『アトランティス』へようこそ!!」」


 門が開いた瞬間、住人たちからの盛大な出迎えを受けるヘンソンたち。


 ヘンソンたちがあっけにとられていると、


「おかえりアクア。そして陸の者たちよ、ようこそ我が国『アトランティス』へ。歓迎するぞ」


 奥から他の人魚よりもはるかに大きい大男がやってくる。


 彼はアクアの祖父、名はトリトン。この『アトランティス』を統べる国王だ。





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