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Grand Guignol with sizuki 4

Grand Guignol with sizuki 4

グランギニョル  シヅキ



カナが記憶を封じられ、その場を去った後、メルクリウスは陰に隠れていた。



メルクリウス

全く、カナ殿は私を驚かせてくれるな、ふふふ



メルクリウスは自分の想像を遥かに超えるものを見ると心が震えるのである



????

おい!てぇめー、何そこでコソコソ一人語りしてやがるんだよ、メルクリウス


メルクリウス

おやおや、ようやく来たのかね?"ベイ"よ



メルクリウスはヴィルヘルムを呼び出していた。



ヴィルヘルム

てぇめー、俺が"ここに現れるのがわかったような"言い方してんじゃねえよ


メルクリウス

全く、君は少し、上官に対する言い方を教わった方が良いのではないのかね?


ヴィルヘルム

うるせぇー!はなからてめぇーの下に着いた覚えはねぇ



ヴィルヘルムはぶっきらぼうにメルクリウスに対して言う、そして、彼が敬愛するのはたった一人



ヴィルヘルム

俺が尊敬する人はハイドリヒ卿ただ一人だ


メルクリウス

ふふふ、結構結構



メルクリウスは不気味に笑う、そして、



メルクリウス

私が君の前に現れたと言う事はどう言う事か自ずと理解はできてると思うがね


黄金がお呼びだ、"彼の地に集合せよ"とな


ヴィルヘルム

、、、、、



ヴィルヘルムは理解した、なぜ召集をかけられたのかを



そして、聖槍十三騎士団黒円卓の面々が勢揃いする



ハイドリヒ

卿ら、よくぞ、集まってくれた、ここに一人もかけずに集まれた事を、感激の至りだ。



ハイドリヒは玉座に座り、感謝の意を表している、そこに、黒円卓のメンバー跪く



ハイドリヒ

今回集まってくれたのは他でもない、皆も聞いているだろうが、とある"レギオン"の事だ


ヴィルヘルム

!?



ヴィルヘルムも他の面々も何を意味するか理解した。

そう、ヴィルヘルムが幻想の英雄のメンバーであるシヅキとの闘いによってひき起こされた接触である。



ハイドリヒ

ふふふ、カールよ



ハイドリヒの玉座の横に立つメルクリウスが今回の任務について話す。



メルクリウス

先日、ベイととあるレギオンの団員と交戦があったのは知っているな、そのレギオンとの関わりについてだ。


メルクリウス

このレギオンまたはこれらに関係する人物と密接に関わる事で、新たなる神秘が創造できると確信したのだよ


ハイドリヒ

そこでだ


ハイドリヒ

卿らに命ずる。幻想の英雄の面々及びそのレギオンに密接に関係するもの達との一戦を交える事を許可する。これを機に存分に戦うが良い。


団員全員

jawohl(了解)

ヤボール


メルクリウス

ふふふ、それに至って、クリストフ、マレウス、シュピーネ、バビロン


メルクリウス

君たちは強制的にレギオンの団員と戦ってもらう事となった。よって、それぞれ対戦のために準備を進めると良い。


クリストフ、マレウス、シュピーネ、バビロン

jawohl(了解)

ヤボール


ヴィルヘルム

、、、、、、、


ハイドリヒ

ふふふ、ベイ中尉、卿はもう、戦を起こす相手が決まっているのであろう?


ヴィルヘルム

ええ、ぶっちゃけな話、あの野郎(シヅキ)とは決着をつけないといけないですからね


メルクリウス

おやおや、余程あの(シヅキ)が気に入ったようだな


ヴィルヘルム

ちっ!


ハイドリヒ

カールよ、あまり、彼をからかうでない


メルクリウス

おやおや、これは失礼、不調法をお詫びしよう


ハイドリヒ

ともかく、ベイ中尉、卿には期待している、かの(シヅキ)との戦を楽しむが良い


ヴィルヘルム

jawohl(了解)

ヤボール



こうして、聖槍十三騎士団黒円卓の任務通達は幕を下ろした。

その後、ヴィルヘルム、ヴァレリア、マレウス、シュピーネ、は少し話し合うのだった。



ヴァレリア

それにしても、まさか、私まで、繰り出されるとはハイドリヒ卿は何を考えてるのでしょうか?


マレウス

知らないわよ、そんなの、まあ、贄が揃うのは良いと思うけどさぁー、ぶっちゃけ、あの子達とは仲良くなったから、戦いにくいのよね〜



ヴァレリア、マレウスはあまり乗り気ではない様子である。



シュピーネ

こらこら、いけませんよ。ハイドリヒ卿が私たちに期待なされてるのですから、ここは期待に応えるように精進しないと


ヴィルヘルム

まあ、わからなくもねぇーけどよ


シュピーネ

おや?ベイ中尉、貴方までどうなされたのですか?


マレウス

そうね、どうしたのよ、ベイ?いつもの貴方らしくないじゃない?


マレウス

いつもだったら、こう、ヒャッハー!って言ってるじゃない?


ヴァレリア

あのぉー?それ、どこかで聞いた事あるようなセリフですが?


マレウス

そうよぉー、あの有名的な国民的アニ、、、、、


ヴィルヘルム

あほ!それ以上言うと大変な事になるだろうが!


シュピーネ

ふむふむ、なるほど、マレウス?いろんな殿方との交流の中で知ったのですな?


マレウス

そうなのよぉ〜、情報収集のついでにいろんな話をよく聞くからさぁ〜、そこで知ってるってわけ


シュピーネ

ふふふ、さすがはマドンナ的な少女のフリが得意でらっしゃる


マレウス

ふふふ、褒めても何も出ないわよぉ〜


ヴィルヘルム

たく、どいつもこいつも


ヴァレリア

ベイ中尉、諦めましょ、ところで、ベイ中尉はどうして、乗り気手間はないのです?


ヴィルヘルム

あぁ、俺が相手をする奴はまだ、成熟してねぇーんだよ


シュピーネ

ふむふむ、なるほど、つまりベイ中尉はこう言いたいのですな?


シュピーネ

幻想の英雄のシヅキと言う方はまだ、成長段階である、成長しきってない状態で犯り合うのは物足りなさすぎると


ヴィルヘルム

まあ、そんなところだ


マレウス

なるほどねぇ〜、ならさ、このルサルカちゃんが手を貸してあげましょうか?シヅキをちょこちょこっと成長させてあげるわよ?


ヴィルヘルム

へえ、それは良い提案じゃねぇーか


????

ならば、マレウス、その役割、この私が引き受けてやろうか?


マレウス

あら、ザミエルじゃない、どうしたのよ、こんなところで?


ザミエル

どうしたもこうしたもない、貴様らの話し声が大きすぎるせいで、内容が私の耳まで入ってきたまでの事だ。


シュピーネ

まぁー確かに、こんな大人数で語り合って居れば、自ずと声も聞こえるでしょうね


ヴァレリア

特に、ベイ中尉はそう言う体質ですからねぇー、遠くにいたザミエル卿にも話が伝わると言うものです。


マレウス

ぷぷw


ヴィルヘルム

ってぇめーらー


ヴィルヘルム

ちっ、たく、それで、ザミエル、俺に協力してくれるって事で良いのかよ?


ザミエル

貴様がそれを望むのであれば協力するが、、、、だが、貴様はそれで良いのか?


ヴィルヘルム

、、、、、、


ザミエル

天下のヴィルヘルム・エーレンブルグ様が他人の力を借りると言う事なのだぞ?


ヴィルヘルム

っ!?



ヴィルヘルムは少しイラッとした、だか、それはザミエルにではなく、自分自身に。

それと共にヴィルヘルムから笑い声がこだまする。



ヴィルヘルム

はっ!くくくくくくはははははははははは!


ヴィルヘルム

あぁ!そうだよ!、何をコソコソとやる必要がある?



ヴィルヘルムの目は吸血鬼のような目をし始めた。



あいつを俺の手で"覚醒させて"いけきゃー良いんだよな!


ザミエル

ふん、ようやく目を覚ましたか、ヴィルヘルムよ


ヴィルヘルム

あぁ、最高な気分だぜ!くくくくっ!


ヴィルヘルム

ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!


ヴィルヘルム

待ってろよ、シヅキぃー、てめぇーは最高の状態で



殺気と狂気と興奮が混じり合うヴィルヘルム



ヴィルヘルム

殺してやるよ


シュピーネ

ベイ中尉もやる気になっておられるご様子なので、私たちも誰を選ぶのか考えなくてはなりませんね。


ヴァレリア

そうですね、でしたら私は、"ベイ中尉の邪魔者を排除するとしましょう"


シュピーネ

同感ですね、私もその方々の一人と相手をして差し上げましょう


マレウス

そうねぇー、私はもう獲物は決まってるからぁ〜


ザミエル

ふん、どうせ、男を狙うのであろう?


マレウス

ふふふ、ひ、み、つ〜



そして、その近くにはベアトリスと櫻井戒がいた、彼らはこの戦況をどう乗り越えるかを考える必要があると考えているのだった。


つづく

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