Grand Guignol with sizuki13
Grand Guignol with sizuki13
グランギニョルウィズシヅキ
遊佐司狼と本城恵梨依の介入により
シヅキ達は無事、聖戦から離脱した
これはその後の話から始まる
遊佐司狼
ふぅー、これで一つのフラグができたって事だな
彼ら、遊佐司狼と本城恵梨依の活躍により、シヅキたちは危機的な状況を打破した
遊佐司狼
さぁーて、こっからが俺たちの"メインイベント"(殺し合い)だ
本城恵梨依
はぁー、あんたさぁー、よくこんな状況で、そんな事が言えるわね
本城恵梨依はため息混じりで答える
ザミエル
ああ、そこの女の言う通りだ
するとザミエルはもたれかかっていた状態から立ち上がり、ヴィルヘルムの真横まで歩いてきたのだ
そして、今のこの状況はシヅキ達を離脱させ、残ったのは、改造アミスフィアを使用している遊佐司狼と本城恵梨依、そして、聖槍十三騎士団黒円卓の第四位ヴィルヘルムと第九位ザミエルの四人である
だが、遊佐司狼達にとっては戦況は最悪的に悪いのだ。なぜなら、遊佐司狼と本城恵梨依はシヅキ達のように形成位階や創造位階などの力を持っていないのだ。言わば、棒切れ一本で魔獣に立ち向かうようなものである
ヴィルヘルム
くっくくくくく
遊佐司狼
へぇー、まだ、動けるのかよ、白髪野郎
遊佐司狼はやれやれと言ったそぶりを見せる
明らかにヴィルヘルムに対して挑発してるようだった
ヴィルヘルム
へっ!ほざくなよ、下等種族がぁ
ヴィルヘルム
まさか、あいつらをここから遠ざけただけで俺たちに勝ったつもりかよぉ!おい!
遊佐司狼
おいおい、出し抜いたのが、そんなにムカつくのかよ
ヴィルヘルム
へっ、おもしれぇー事ぬかしてくれるじゃねぇーか、小僧
その瞬間、ヴィルヘルムから殺気に満ちた血のような紅オーラが再びヴィルヘルムの周りを囲った
本城恵梨依
ねぇ、司狼?
遊佐司狼
ああ、タフ過ぎるだろ
再び、遊佐司狼と本城恵梨依は武器を構える
ヴィルヘルム
よぉーしよしよし、てぇめーら、まとめて吸い殺してやるよぉぉぉぉ!
そして、ヴィルヘルムは今にも二人に襲いかかりそうな勢いを見せた
だが次の瞬間、事態は急展開を見せる
ザミエル
?、、、待て、ベイ
ヴィルヘルム
ああ?
ザミエルはそれを制するようにヴィルヘルムを止めた、そして
??
形成
ヴィルヘルム、ザミエル、遊佐司狼、本城恵梨依
!?
??
恋人掠い(リィーブファーバー)
Liebhaber
どこからと声が聞こえてきた
そして、その声の主はヴィルヘルムとザミエルの後ろからゆっくりと近づいてきた
??
TWir sind das Heer vom Hakenkreuz, Hebt hoch
die roten Fahnen.
我等は釣十字の部隊だ、この紅の旗を高く掲げよ
??
Der deutschen Arbeit wollenwir Den Weg zur
Freiheit bahnen
我らはドイツの労働の為に自由への道を切り開かん
そして、媚薬のように濃厚な美声と共に歌われた
この歌はヒトラー政権時代に歌われていたナチスの闘争歌、Wir sind das Heer vom Hakenkreuz(我等は釣十字の部隊)である
そして
本城恵梨依
!?、司狼!下がるわよ!
遊佐司狼
ああ!
遊佐司狼は本城恵梨依の掛け声と共に二人で後ろに回避行動を取った
??
はっ!
二人の勘というデジャヴは当たっていた
次の瞬間、遊佐司狼達のいた場所に槍を持った少女が攻撃を仕掛けたのだ
本城恵梨依
ふぅー、あぶないあぶない♪
遊佐司狼
ああ、本当デジャヴが止まんねぇーなぁー
遊佐司狼
つうーか、ここは仮想世界だろ?こんなにオブジェクト化されたものが簡単に壊されるってどんな仕組みだよ、たくよ
遊佐司狼は驚いてはいないが、正直呆れていたのだ
それもそのはず、遊佐司狼と本城恵梨依のいた場所はオブジェクト化されていた地面ごと破壊されていた、しかも、シヅキ達による戦で破壊されたオブジェクト、ザミエルによるあり得ないほど燃えているエリア、そしてヴィルヘルムによる赤い夜からなる魂が吸収される状態
これが仮想世界のとあるエリアで行われている
普通ならあり得ない事だ
遊佐司狼
と言うかさぁー、あんた誰よ
遊佐司狼
まっ、その姿から見たらお前達の仲間だってのは確実に言えるわな
そう、少女は聖槍十三騎士団黒円卓のメンバーが着るドイツ軍の軍服を着用していたのだ
本城恵梨依
ええ、そこら辺はどうなのよさ?
本城恵梨依はヴィルヘルムとザミエルに問いかけた
ザミエル
ふん、それはこちらが知りたい事だ
ヴィルヘルム
てぇめー、何者だ?
ザミエルとヴィルヘルムの問いかけに少女は地面に刺した槍を抜いて、ヴィルヘルム達に向き変える
??
ふふ、すみません、ご紹介が遅れましたね
少女はヴィルヘルムとザミエルに敬礼をする
サチ
私はサチ、聖槍十三騎士団黒円卓第五位、サチ・ターガ・ディ・ターウラ(悲しみを背負いし少女)であります
サチ
お見知り願います、エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ大隊長殿、ヴィルヘルム・エーレンブルグ中尉殿
ザミエル
そうか、貴様がハイドリヒ卿とクラフトが言っていた第五位の後任者か
ヴィルヘルム
へぇ、そうなのかよ
サチ
はい、キルヒアイゼン卿の後任として任命されました
そう、サチは聖槍十三騎士団黒円卓第五位ベアトリスの後釜である
ヴィルヘルム
ほぉ、てことはあの野郎はこうなると知ってたって事かよ
ヴィルヘルム
けっ!胸糞悪いぜ
ザミエル
全くもって同感だ
あの野郎とはメルクリウスの事である
彼はこの戦でベアトリスと櫻井戒は退場すると"あくまで予想していたのだ"
そして、サチが聖槍十三騎士団黒円卓第五位に任命されたのだ
ザミエル
させ、自己紹介はここまでだ
ヴィルヘルム
ああ、そうだな
ザミエルはサチに向かって問う
ザミエル
貴様がここにやって来たと言うことは我々に言伝か?
サチ
はい、その通りです
サチは言い終えた後、ヴィルヘルムとザミエルに跪く
サチ
首領閣下、副首領閣下からの伝言を預かっております
ヴィルヘルム
、、、、、、、、
ザミエル
では、聞こう
サチ
はい、お伝えします
"方舟の長は覚醒した、第二位(櫻井戒)、第五位の英雄譚は幕引きとなった、もう時期、第一のスワスチカも開かれる、更なる神秘のため帰還せよ"
との事です
ザミエル
ふん、なるほど
ヴィルヘルム
ほぉ、つまり"楽しみは最後まで取っとけ"って事かよ
方舟とはノアの方舟のメトシェラであるシヅキの覚醒、そして、英雄譚の幕引きとは櫻井戒とベアトリスがもう時期死ぬという事、そして、櫻井戒とベアトリスは第一のスワスチカ、つまり、黄金錬成の贄となったという事だ
その任務を終えたので帰還せよと聖槍十三騎士団黒円卓の首領ハイドリヒと副首領メルクリウスはそうヴィルヘルムとザミエルに伝えるようにサチに言ったのだ
ザミエル
ふん、そういう事だ
ザミエルはヴィルヘルムにそう言い、サチに向き変える
ザミエル
確かに聞き届けた、言伝感謝する
サチ
はい、ありがたきお言葉
ヴィルヘルム
はっ!そういう事だ、小僧
そして、ヴィルヘルムは遊佐司狼と本城恵梨依に向き変える
ヴィルヘルム
次会った時はてめぇらの魂を全て吸い尽くしてやる、そん時まで腕を上げとけや
遊佐司狼
くく、言ってろ
ヴィルヘルムの言葉に踵を返した遊佐司狼であった
そして
ヴィルヘルム
ああ、そうだ、あいつ(シヅキ)に伝えやがれ
遊佐司狼
あぁ?
ヴィルヘルム
次会った時は全力で吸い尽くしてやる、それまで必死で生きやがれってなぁ
遊佐司狼
ふっ、ああ、伝えといてやるよ
そう言い、遊佐司狼とヴィルヘルムは互いに睨み合いながら、ニヤリとしていた
ザミエル
ふん、では、さらばだ、次に会う時は戦場(dies irae(怒りの日)だ、心して待つが良い
遊佐司狼、本城恵梨依
、、、、、、、、、、
サチ
ふふふ、それでは、私も失礼しますね、あ、そうでした、一つ言い忘れてました
遊佐司狼
、、、?
サチ
もし、とある"黒の剣士様"に会ったら、お伝えてください
するとサチは遊佐司狼と本城恵梨依に向けて闇堕ちしたかのような笑みを浮かべていた
サチ
"貴方の温もり心の底から暖かかったよ、でもね、次は私の番、貴方を良い所に連れて行ってあげるからね"、そうお伝えください
言い終えた後サチはいつもの表情に戻る
サチ
それでは失礼しますね、機会があればまたお会いしましょう
そう言い残し、ザミエル、ヴィルヘルム、サチは聖戦から離脱するのだった
遊佐司狼
、、、、、、、、、、、
遊佐司狼はニヤニヤしながら、聖槍十三騎士団黒円卓の連中が去って行ったところを見つめている
本城恵梨依
はぁー、まぁーたスイッチ入っちゃった、、、、、
遊佐司狼
ふん、そりゃそうだろぉ?
遊佐司狼は装備していた拳銃をしまう
遊佐司狼
こんなおもしれぇ事、やめられねぇーし、楽しまないと損てもんだろ、なんせ
遊佐司狼
"デジャヴを塗り替えてくれそうだしな"
本城恵梨依
まあ、それは否定しない
本城恵梨依も満更ではなかった
そして、遊佐司狼は続けて話した
遊佐司狼
まあ、仮に
遊佐司狼は少し目つきを変えて言った
遊佐司狼
"こんな"デジャヴ"、前にも経験したとしてもな"
本城恵梨依
それを無くしてくれるのが"あの子"だもんね?
遊佐司狼
ああ、だから、もうちょっとあいつには付き合ってもらうぜ
本城恵梨依
あの子も大変ねぇ〜、"連中"(聖槍十三騎士団)と"私たち"に目を付けられて
あの子と言うのはシヅキの事である
遊佐司狼と本城恵梨依は彼こそ、デジャヴではない未知を見せてくれると考えている
本城恵梨依
あと、あのサチっていう子の情報をリークしておく必要があるみたいね
遊佐司狼
まあな
遊佐司狼
いずれにしても、黒の剣士様に会う必要があるみてぇーだがな
本城恵梨依
それもそうねぇ、、、、
本城恵梨依
て事はあの総務省のお兄さんにも協力を願わなきゃね
遊佐司狼
ああ、あいつは使いようによっては役に立つ、せいぜい利用させてもらおうぜ、エリー
本城恵梨依
ええ、そうね
総務省のお兄さんとは菊岡誠二郎またはクリスハートの事である
彼はある意味、黒の剣士たちの事を知っている
なぜなら彼はあのデスゲームの対策チームに所属していたのだから
本城恵梨依
はぁ〜それにしても
本城恵梨依はどうするかと迷っているようだった
本城恵梨依
このアミスフィアが有効と思ったんだけどねぇ
そういうと、本城恵梨依は自身の頭に指を指して言うのだ
遊佐司狼
はっ、所詮はゲームって事だ
遊佐司狼
いくら"デジタルドラッグ"を使ったとしても、あの連中には敵わないって事だ
遊佐司狼
まあ、それでも、あの"赤い夜"の影響を少しでも和らげる事ができたのは幸いってところだろ
赤い夜、つまりヴィルヘルムの創造位階である死森の薔薇騎士の事だ
この能力の影響を少しでも緩和できたのだ
だから、遊佐司狼と本城恵梨依はシヅキたちが離脱してもあの場所で動き続ける事ができたのだ
本城恵梨依
ええ、そうよねぇ
本城恵梨依
だとすると、、、、
遊佐司狼
ああ
2人は一つの考えに至る
遊佐司狼
あの連中と同等の力を手に入れる必要があるって事だ
そう、それはシヅキや聖槍十三騎士団が使用しているエイヴィヒカイト(永劫破壊)である形成位階や創造位階と言った能力を得る事だ
本城恵梨依
とすると、あの子に協力してもらうか
遊佐司狼
あの連中から"奪う"か、、、、だな
本城恵梨依
まあ、その二択よね
本城恵梨依がそういうと遊佐司狼は少しニヤリとしていた
本城恵梨依
?、まだ何かあるの?
遊佐司狼
まあな、つっても確実と言えるもんじゃねぇーけどよ
本城恵梨依
なるほどね、でそれってなんなのよ
遊佐司狼
ふん
遊佐司狼は少しニヤリとすると本城恵梨依に伝える
遊佐司狼
あいつ(シヅキ)に憑いてる俺の"悪友"とその"ガールフレンド"を目覚めさせるって事だ
同時刻
シヅキと櫻井戒とベアトリスが転移した後
シヅキはとある所にいた
櫻井戒
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ベアトリス
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
シヅキ
ごめん、戒の兄貴、、、ベア姉、、、うっうっ
ベアトリス
はぁ、はぁ、良いのよ、シヅキくん、、、、
シヅキ
えぇ?、、、、
ベアトリス
はぁ、はぁ、私たちのためにありがとね
シヅキ
うぅ、、グスッ、、お、おれは、、、何も、、、できてないんだよ、、、、くぅ、はぁ
ベアトリス
そんな事ないわ、シヅキくん、、、ぐっ
横たわっていたベアトリスは痛いのを我慢して起き上がり
シヅキ
ふぅ、くぅ、、、、?、、ベア、、姉ぇ、、
シヅキの近くまで近寄り頭を優しく撫でる、そして
ベアトリス
ぐっ!はぁ、はぁ、あのベイと戦いながら、私たちの回復をしてくれていた、はぁ、はぁ、はぁ、そう言う事を出来る人はなかなかいないわよ、、、はぁ
そして、ベアトリスはシヅキの頬に手を当てて涙の跡を吹く、それはもう泣かないでと言うような優しさだった、そして
櫻井戒
ぐっ、、、ああ、君はよくやってくれたよ、、、
櫻井戒も痛みに耐えながら、起き上がり
シヅキ
うぅ、、、戒の、、、兄貴、、、、
そして櫻井戒はシヅキの肩に手を乗せて、優しく語りかけた
櫻井戒
はぁ、はぁ、君はあのベイと、、、はぁ、、対等に戦えていた、、、君なら、、はぁ、はぁ、必ず、、、勝てるはずだよ、、はぁ、はぁ
ベアトリス
ええ、そうね、、、、
ベアトリス
あなたは誰よりも心優しいプレイヤーよ、、、はぁ、、、
ベアトリス
そして、必ず、みんなを導いてくれる存在になると確信したわ、、、、だから、、、
ベアトリスは一呼吸をおき続ける
ベアトリス
原因の根源である"ハイドリヒ卿"と"副首領閣下であるメルクリウス"を倒して平和な世の中に戻してね、、、、はぁ、はぁ
櫻井戒とベアトリスは確信した
シヅキが聖槍十三騎士団黒円卓第一位、首領ハイドリヒと第十三位、副首領メルクリウスである強大な神々に対抗できると
そして、シヅキだけではない
saoで死と隣り合わせで生き抜いて来た者達、幻想の英雄の面々とキリト達、彼らがいる
ベアトリス
はぁ、はぁ、くっ!、、、、、私たちはここで消滅するけど、シヅキくん達ならこの現状を乗り越えられると信じているから、、、、、
櫻井戒とベアトリスが退場したとしても大丈夫だと2人は確信したのだ
しかし
シヅキ
、、、、、いやだ、、、、
櫻井戒
、、、、え?、、、
ベアトリス
、、、シヅ、、、キくん?
シヅキ
そんなのいやに決まってるだろ!戒の兄貴達とここでお別れなんてしたくない!
櫻井戒
あぁ、、、、、
シヅキ
だって、俺はもっと戒の兄貴とベア姉と一緒にいたい!
ベアトリス
、、、、、、、、
シヅキ
そして、レイラや団長達、キリトにアスナ達みんなで、まだ行った事ないクエストをして、楽しみたいんだぁ!
シヅキ
グスッ、、、、そこに、、、、ぐっ!
シヅキは涙を拭い、続けた
シヅキ
2人がいないと意味がないんだよ!!!
シヅキ
俺にとって2人は、、、、、くうっ くっくっ ううっうっうっ
シヅキ
本当のお兄さんとお姉さんみたいな存在なんだ!
シヅキ
だから、、、、、うっ
シヅキ
別れの挨拶みたいに、、、、言わないでくれ、、、、、
櫻井戒
シヅキ、、、、
ベアトリス
シヅキくん、、、、
そして、櫻井戒とベアトリスはシヅキを抱きしめた
"ありがとう"その気持ちがこもっているのだ
櫻井戒
、、、ありがとう、、、その想いがとても嬉しいよ
ベアトリス
、、、ええ、グス、そうね、、、、
ベアトリスは嬉しさのあまり、少し涙をこぼしていた
ベアトリス
ありがとね、シヅキくん、、、!!、、ぐっ!
シヅキ
ベア姉!
櫻井戒
ぐっ!、、、はぁ、、はぁ、、ベアトリス、、、大丈夫かい?
ベアトリス
大丈夫よ、、、今は、、、なんとか、、、私がため込んだ魂で持ち堪えてるから、、、はぁ、、はぁ、、、
シヅキ
ベア姉、戒の兄貴、、、無理しないで
櫻井戒
ああ、、、
このままではザミエルの能力でダメージを受け続けている、櫻井戒とベアトリスは力尽きて消滅し、第一のスワスチカが開かれてしまう
そして、消滅後、聖槍十三騎士団黒円卓の城、ベベルスブルグ城に取り込まれてしまう
シヅキ
くそ、、、何か手はないのか、、、、
櫻井戒
はぁ、はぁ、、、
ベアトリス
はぁ、はぁ、、、
シヅキ
俺にもっと力があれば、、、、
そして
"ならば、君の渇望を高めるのだ"
シヅキ
っ!?
どこからか、声がした、それは前にも聞いた声
"そうすれば、君が救おうとしている"死を喰らう者"(櫻井戒)と戦乙女は助かるかもしれぬよ"
それは紛れもない"奴の声"(メルクリウス)だった
そして、
シヅキ
俺の渇望、、、、、
君の"渇望"の中に"今必要なもの"があるではないか、、、、
思い出したまえよ、、、"メトシェラ"よ
シヅキの渇望
それは私の言う事を聞きなさい、わたしの教えに耳をかたむけなさい、そして、人類の為ならあらゆる災害を呼び起こそうと言うのが形成位階の渇望であり、"敵を倒したい、そして、強くなくても仲間を守りたい"または心の奥底で思っている"あなたに恋をしている、俺は恋焦がれているんだ"と言うのが創造位階の渇望である
そして、その中で今思う渇望の一つとして、シヅキは思う
シヅキ
仲間を、、、、守りたい、、、、、
その瞬間
シヅキ
ぐっっ!!!!
シヅキは胸元を押さえた
それは心臓が一瞬痛みを訴えてきたのだ
そして、シヅキはとある"2人の声"を聞く
櫻井戒
シヅキ、、、、、
ベアトリス
シヅキくん、、、、
シヅキが聞いた声は櫻井戒とベアトリスだった
その声はとても優しい声である
シヅキ
俺は、、、、、、、
シヅキ
みんなを守る、そして!
シヅキ
"絶対に2人を死なせたりなんかさせない!!"
シヅキの渇望が更なる高見えと到達する
それはシヅキ自身の聖遺物であるメトシェラの更なる力が覚醒するのだ
そしてその瞬間、現実に戻る
その後、シヅキはとある詠唱を唱える
シヅキ
私は主に命じられた
Mir wurde vom Herrn befohlen
あなたと大切な人々は、皆箱舟に入りなさいと
Sie und alle Ihre Lieben sollten die Arche betreten.
これは宿命なのです、そうこの悍ましい恐怖劇にとっての
Das ist Schicksal für dieses schreckliche Grand Guignol
さあ、審判の時です
Jetzt ist die Zeit des Urteils
なぜなら、この時代の人々の中で、正しい人々であると神が認めたのだから
Weil Gott sie als die Gerechten unter den Menschen dieser Generation anerkannt hat.
創造
Briah―
審判の方舟
Gerichtsarche
(ゲレェッツアーチ)
つづく