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山上くんのご飯  作者: 戸井 三晴
5/13

安心お手軽が一番です

 仕事が終わり、帰ってくる。上着をハンガーに掛けて、スーツを脱いだ。

 キッチンの乾物置きのところからサッポロ一番の塩を一袋取りだしてはっと気づく。

ここのところずっと袋麺だ。昨日はまるちゃん正麺の醤油でその前がラ王の醤油でその前は日清のラーメン屋さんの醤油だ。

一瞬、逡巡した後、ま、いっか。と片手鍋に五〇〇mlの水を入れて、火に掛ける。…トウモロコシ缶があったはず。少しの後ろめたさを感じてトッピングを探す。

鍋にソーセージを三本入れ、沸騰したら麺を入れ二分半。火を止めてトウモロコシ缶を半分程入れて、あ、バターねえじゃん。まあ、高いもんな。

仕方がなくマーガリンを一かけ落として鍋を持ち上げて歩きながら味見程度に麺を啜る。テーブルにどんと置いたら一気に啜る。トウモロコシの甘みがうまい。ソーセージもぱしゅっと肉汁が弾ける。いつも通りの味に安心する。麺とソーセージを食べ終わった頃には鍋も口をつけられるくらいには冷めているので、鍋からそのままスープを啜りトウモロコシを箸で探り口にかきこむ。流しに鍋と箸を置いて、冷蔵庫からペットボトルのトマトジュースを取り出して飲み干した。これで野菜も摂った。

なんとなく物足りなさがあり、ポテチを開ける。冷蔵庫からビールも出す。テレビをつける。お、クレイジージャーニーやってるじゃん。


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