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山上くんのご飯  作者: 戸井 三晴
13/13

ビールと唐揚げと餃子と太陽と


 天気がいいにもかかわらず、珍しく俺は図書館に来ている。たまにはいいだろこういう休みも。まあ、ここだとビール飲めないんだけどな。

仕事に関連することを調べに来たけど、結構最近の図書館って漫画もちらほら置いてるんだな。図書館って苦手だったからあんまり利用したことがなかったけど。いや、本を読むことは別に好きなんだけど、すっげえトイレ行きたくなるんだもん。

食文化の本ってどこにあるんだろ。この間、部下に質問されたけど俺もよく知らないもんだからその場で「え、知らないなあ~。ちょっと待って調べてみる。」なんて言いながら携帯電話で調べて答えたがこの際しっかり知識として調べておこうと思う。

ノートと筆記用具も持ってきた。めんどくさくなったらコピー取らせてもらおう。

…そういや、学生の時とかこんな自主的に何か調べたりとかしたことなかったなあ。俺、成長したな。自主的と言えるかどうか微妙なところだけど。

しみじみ感慨にふける。

早々に自力で探すのを諦めて検索機を利用する。何枚か候補を出して印刷してその紙の指示に従って本棚を探す。

おお、あった。いやあ、文明の力ってほんとにすごいよね。

2,3冊気になったタイトルの本を取り出して読書スペース?キャレルっていうの?よくわかんないけどそれに本を置いて自分も腰掛ける。目次を流し読みして中身をぺらぺらめくり、気になった箇所に付箋を付けていく。それを持ってきた本全部に行う。

次に付箋をつけた章を読んでいき、よくわからない言葉が出てきたときは携帯電話で検索をする。必要なところだけノートにまとめてメモを取っていく。

黙々と作業をこなしていたら、気がつけば三時間くらい時間が過ぎていた。

はらへったなあ。

近くにラーメン屋があったはずだな。しかしこの間の健康診断、腹回りが三センチ大きくなっていた。看護師さんには理由わかりますか?と聞かれてビールと運動不足ですね。なんて答えて理由わかっているなら大丈夫ですね。と言われた。ダメージでかい。ビールを控えるとか無理だろ。ほんと、無理だろ…。

お腹の贅肉をつまんでみる。うーん。………まだ大丈夫だろ。ビールの我慢と運動はまた今度にしよう。

ビール飲んで餃子食って、ラーメン食おう。うん。そうしよう。おなかがらーめんと餃子だもの。しょうがない。本の貸し出し手続きをしてリュックに本を詰める。


 今、ラーメン屋でメニューを見ている。唐揚げもあるし!え、腹に限界はあるのに食べたいものが増えるとか困る。

まあ、いいや、ビールを頼んで唐揚げと餃子を頼む。お、ここビールハートランドだ。

席を立って本棚で漫画を物色する。漫画置いてある店っていいよね。

二冊くらい取って席に戻る。ビール片手に読んでいる間に唐揚げと餃子が出てくる。食べながらも読む。飲む。ちょっと忙しい。

いつの間にかビールが終わってしまった。こりゃ追加だな。手を上げてビールの追加とラーメンを頼む。ここのラーメンは鶏とかの出汁の他に煮干しの出汁も使っていて食べやすい。

ラーメンが出来れば漫画を閉じてビールとラーメンに集中する。

ずぞぞとラーメンを啜りメンマやらチャーシューやらを食べ合間にビールで口の中を流す。

満腹になってほろ酔い。あー満足。

会計を済まして店を出る。時間は二時半、相変わらずあほみたいに太陽が照りつけている。じりじりとした暑さが身体に迫り、店の庇から出て行くのをためらった。


いつまでもうじうじしてても仕方がない。俺は大きくのびをして歩き出す。

あーー、どっかで昼寝したい。


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