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山上くんのご飯  作者: 戸井 三晴
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おつカレー!



へとへとに疲れて帰って来た夜。

もう何も考える気力もない。さて、どうしようか。

冷蔵庫をあけて缶ビールを一本、黒丸の金星を手に取り無造作にカシュっと音をならしてそのまま呷る。そこから冷蔵庫の中に何があるのか確認する。

レタス、ハム、とろけるチーズ、人参1/2、タマネギ1/4、納豆、キムチ、トマトジュース、ヨーグルト、牛乳、しめじ、ソーセージ、プリン…まあそんなところか。

冷凍庫も覗くと何時のだったか鶏ももちょっと、鶏胸ちょっと、うどん、カントリーマアム、高級アイスのハーゲンダッツ、頂き物の木箱入り高級牛肉!これは今度時間のある休みの日の楽しみなので絶対に仕事の日に食べないと決めている。うん、絶対だ。

 よし、といいおいてしめじとタマネギ冷凍庫から鳥胸と鶏モモを取り出して鶏肉をレンジに入れて一分ちょっと軽く解凍させる。その間にニンニクとタマネギを刻んでしめじを石垣を切り落としバラしておく。半解凍の状態の鶏肉を一口大に切りフライパンにニンニクとオリーブオイルをしいて火に掛けるフライパンが暖まってきたところで火を弱火にしじっくりと香りをだす。香りが立ってきたらタマネギを入れてこれも弱火で炒める。タマネギはじっくり火を通すことで甘みが出てくる。飴色になるまでじっくり炒めるのが一番美味しいのだがもう待てない。タマネギに火が通った時点で鶏肉としめじをいっぺんに突っ込み塩胡椒を適当に振りかけ、更に炒める。しめじに油がなじんだらヨーグルトと牛乳を加えてローリエ、ガラムマサラ、隠し味に冷蔵庫にあったマーマレードジャムを少し加え、蓋をして鶏肉に火が通るまで煮込んでいく。細かく言うと鶏肉には下味をつけてちょっと寝かしておくと更に美味しくなるがそんなことはもはや仕事の疲れでどうでも良い。ちょいと味見をしてみると、味がなだらか過ぎて物足りない。ガラムマサラで辛みとヨーグルトで酸味を足してついでに塩も少しばかり足す。冷凍庫から小分けにしておいた御飯を取り出し、レンジでチンをして皿に盛り付け即席カレーも豪快に御飯の隣に流し込んだ。マグカップに牛乳を入れて蜂蜜をほどよい甘さになるまでたらし、スプーンでかき混ぜ味見をして甘み加減に納得するとそのスプーンでカレーと御飯の狭間をすくい上げ口に入れる。マイルドな中にも辛さと酸味が渾然となって口の中を襲い、スパイスの香りが鼻から抜ける。


 ああ~~うまい。


鶏肉はちょっと味がしみていないがまあ、仕方がない。挽肉とかなら下味付けないで良いから今度は挽肉で作ってみるかな。とか、考えてみたり。作りながら飲んでたもんだからビールもあと三分の一程度だ。一気に流し込み、カレーを胃袋に納めていく。

心も体も満たされ、口の中に唐辛子の辛みが残っているところに蜂蜜牛乳を飲む。

うん。

さて、風呂に入って寝ましょうか。

明日は待望の休みだ。

 


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