メンテナンス
暇だ。
今日はメンテナンスの日だから、ログイン出来ない。
暇すぎる。
ここは、クラスLeneでも見よう。
もちろん、クラス全員が『Live Online』をやっている。
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31H 参加数 30人
愛子 :ねぇねぇ、皆勝った?
よん :無理。痛すぎて辞めた。
一郎 :俺、本戦まで行っけど瞬殺されたわw
よん :痛くなかった?
一郎 :まじ痛かったわ。でも、リアルでそういう体験できないから、大会に出て良かったと思ってるよ。
信 :軍服めっちゃかっこよくなかった?
愛子 :( ´-ω-)σソレネ
吉岡 :おはよー。メンテとかマジないわー。早めに告知しとけっつの。
よん :きっと大会の邪魔をしたくなかったんじゃないかな。
知音 :おはよ。
千秋 :朝からLeneがピコピコうるさくて起きたわw
一郎 :俺、天使に負けたんだ。
愛子 :私、剣鬼に負けたんだ。
千秋 :俺、煉獄に焼かれて死んだんだ。
知音 :私、不死に辱めを受けて場外まで行かされたんだ。
先生 :皆朝から元気だね。先生は、予選で軍服に切られて死んだ。
よん :軍服様に切られたんだからいいんじゃないですか?
愛子 :そうですよ!!ずるい!
先生 :そんな理不尽なw
千秋 :俺なんて焼死だぜ?ちょー苦しかったわ。
奈々子 :おはよー。皆朝から…うるさいよ。
迅牙 :メンテだから仕方ねぇ。
梅雨 :私、Dブロックだったんだけど、天使にぶっ殺されたわw
一郎 :あれは天使なんかじゃねえな。
愛子 :ジャンヌは…聖女って感じがするのに、エグい戦い方してたわよね。
よん :光魔法で相手の目を眩ませてからの首狩り…。しかも、優しげな言葉を使っての激しい暴力。
千秋 :焼死よりはましだよ。
信 :ジャンヌで思い出したけど、教会クエストやったやついる?
千 :私やったよ。
愛子 :私もやった。
一郎 :俺も。
先生 :実は僕も。
迅牙 :あれは夢に出るわ。
信 :それな。
千秋 :カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ
梅雨 :カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ
知音 :(; ・`д・´)ゴクリン
奈々子 :ガチャ ||.c( ゜ω゜`|
一郎 :(≡・ェ・≡)「汝我を助けてくれぬか?」
愛子 :('ω'◎)イイヨー
先生 :タッチ(*・ω・)ノ(≡・ェ・≡)
千 :\\\└('ω')┘////←修道女さん
迅牙 :修道女さん→´∀`)=⊃)`Д゜);、;'.・グホォ←俺
知音 :……(o_ _)o パタッ
信 :だいたいそんな感じだよwよく絵文字で再現出来たなw
梅雨 :人間、やれば出来る。
千秋 :俺、ずっとあの世界にいたいなぁ。
信 :それな
梅雨 :わかるわーその気持ち。
愛子 :私もずっといたいわー。
一郎 :俺も。
先生 :今、その事についてテレビなどで問題視もされてるんですよね。
愛子 :そうですね。
よん :あの世界に浸り続け、ご飯を食べないまま気づかずに死んでしまうとか。
信 :確かに、VRMMOの技術が出てからは、そういう死に方の人も増えてるよな。
知音 :中には、リアルよりもゲームの中で死にたいとか言ってる人もいるらしいし。
迅牙 :まぁ、分からないこともないんだけどな。
梅雨 :私、あの世界でイケメンなNPCと仲良くなったんだよね。
千秋 :俺はクエストで、女の子を助けたら、仲良くなった。
愛子 :ある意味リア充?
一郎 :リアルじゃないだろ。
よん :ゲーム充?
先生 :俺も、ナンパしたらいい女の人釣れたんだよね…。
奈々子 :皆何だかんだ言ってるけど、あの世界は偽物何だよね。
よん :…
一郎 :…
愛子 :…
迅牙 :…
信 :…
千 :…
梅雨 :…
千秋 :…
知音 :…
先生 :ま、まぁ、あの世界のNPCは運営に管理されてはいるけど、実際には、僕達と同じように考えることが出来る世界最高峰のAIだから、ある意味、違う世界何だよね。
知音 :そうですね。
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皆、朝から元気ですね。
私がこの会話に入ることは多分ないと思う。
カーストがそんなに高くないからね。
ピコん。
あ、知音からLeneが来てるや。
何だろ。
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知音 :大会どうだった?
ゆず :まぁまぁかな。
知音 :そっかぁ。
ゆず :知音は?
知音 :んー、ダメだったわー。
ゆず :そか、相手誰やったん?
知音 :不死。
ゆず :oh……
知音 :もう、アイツ、ホンット頭おかしいんだよね!
ゆず :どうしたん?
知音 :あのね、アイツが私に感染攻撃してきてね、身体の自由を奪ったの。
知音 :私は動きたいんだけど、動かないんだよね。
知音 :そしたらね、アイツが、「俺にひざまずけ」っていうの!!
ゆず :おう。
知音 :あとは…言わずともわかるよね?
ゆず :大体は予想出来た。
知音 :絶対今度会ったらPKしたる!!
ゆず :それはあかんわ。
ゆず :だって、PKしたらマーカーがずっと赤のままだよ?
知音 :うっ…
ゆず :決闘とかが追加されるとPK出来るかもしれないね。
知音 :それだ!その方法があったね!
知音 :でも、それが来るのまだまだな気がするのは私だけかな?
ゆず :(A;´・ω・)アセアセ
ゆず :私も当分来ないと思います。
知音 :やっぱりね。
ゆず :じゃ、私ニートしてくるわ。
ゆず :折角の冬休みだしね。
知音 :宿題やった?
ゆず :…レ(゜∀゜;)ヘ
知音 :自宅警備員も大事だけど、宿題もって…私ら受験生はなかったね。
ゆず :そのとーり!
知音 :でも、行くのが決まった大学からは何かしら出るらしいよ。
知音 :柚は出てないの?
ゆず :…あ、私用事思い出したわ!
ゆず :アデュー!
知音 :こら待て!
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宿題か。
めんどくせー。
でも、今日はメンテナンスだからな…。
窓の外を見ると、雪が積もっていた。
そうだ!かまくら作ろうっ!!
そうしよう。
3時間後、かまくらの姿はなく、代わりに4体の雪だるまが出来上がっていた。
一体にはネコ耳が。
一体には1本の角が。
一体には小さなライオンが。
一体には羽が。




