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運極さんが通る  作者: スウ
世界ランキング闘技大会編
44/127

メンテナンス

 


 暇だ。

 今日はメンテナンスの日だから、ログイン出来ない。

 暇すぎる。

 ここは、クラスLeneでも見よう。

 もちろん、クラス全員が『Live Online』をやっている。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  31H 参加数 30人


 愛子 :ねぇねぇ、皆勝った?


 よん :無理。痛すぎて辞めた。


 一郎 :俺、本戦まで行っけど瞬殺されたわw


 よん :痛くなかった?


 一郎 :まじ痛かったわ。でも、リアルでそういう体験できないから、大会に出て良かったと思ってるよ。


 信 :軍服めっちゃかっこよくなかった?


 愛子 :( ´-ω-)σソレネ


 吉岡 :おはよー。メンテとかマジないわー。早めに告知しとけっつの。


 よん :きっと大会の邪魔をしたくなかったんじゃないかな。


 知音 :おはよ。


 千秋 :朝からLeneがピコピコうるさくて起きたわw


 一郎 :俺、天使に負けたんだ。


 愛子 :私、剣鬼に負けたんだ。


 千秋 :俺、煉獄に焼かれて死んだんだ。


 知音 :私、不死に辱めを受けて場外まで行かされたんだ。


 先生 :皆朝から元気だね。先生は、予選で軍服に切られて死んだ。


 よん :軍服様に切られたんだからいいんじゃないですか?


 愛子 :そうですよ!!ずるい!


 先生 :そんな理不尽なw


 千秋 :俺なんて焼死だぜ?ちょー苦しかったわ。


 奈々子 :おはよー。皆朝から…うるさいよ。


 迅牙 :メンテだから仕方ねぇ。


 梅雨 :私、Dブロックだったんだけど、天使にぶっ殺されたわw


 一郎 :あれは天使なんかじゃねえな。


 愛子 :ジャンヌは…聖女って感じがするのに、エグい戦い方してたわよね。


 よん :光魔法で相手の目を眩ませてからの首狩り…。しかも、優しげな言葉を使っての激しい暴力。


 千秋 :焼死よりはましだよ。


 信 :ジャンヌで思い出したけど、教会クエストやったやついる?


 千 :私やったよ。


 愛子 :私もやった。


 一郎 :俺も。


 先生 :実は僕も。


 迅牙 :あれは夢に出るわ。


 信 :それな。


 千秋 :カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ


 梅雨 :カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ


 知音 :(; ・`д・´)ゴクリン


 奈々子 :ガチャ ||.c( ゜ω゜`|


 一郎 :(≡・ェ・≡)「(おまえ)我を助けてくれぬか?」


 愛子 :('ω'◎)イイヨー


 先生 :タッチ(*・ω・)ノ(≡・ェ・≡)


 千 :\\\└('ω')┘////←修道女さん


 迅牙 :修道女さん→´∀`)=⊃)`Д゜);、;'.・グホォ←俺


 知音 :……(o_ _)o パタッ


 信 :だいたいそんな感じだよwよく絵文字で再現出来たなw


 梅雨 :人間、やれば出来る。


 千秋 :俺、ずっとあの世界にいたいなぁ。


 信 :それな


 梅雨 :わかるわーその気持ち。


 愛子 :私もずっといたいわー。


 一郎 :俺も。


 先生 :今、その事についてテレビなどで問題視もされてるんですよね。


 愛子 :そうですね。


 よん :あの世界に浸り続け、ご飯を食べないまま気づかずに死んでしまうとか。


 信 :確かに、VRMMOの技術が出てからは、そういう死に方の人も増えてるよな。


 知音 :中には、リアルよりもゲームの中で死にたいとか言ってる人もいるらしいし。


 迅牙 :まぁ、分からないこともないんだけどな。


 梅雨 :私、あの世界でイケメンなNPCと仲良くなったんだよね。


 千秋 :俺はクエストで、女の子を助けたら、仲良くなった。


 愛子 :ある意味リア充?


 一郎 :リアルじゃないだろ。


 よん :ゲーム充?


 先生 :俺も、ナンパしたらいい女の人釣れたんだよね…。


 奈々子 :皆何だかんだ言ってるけど、あの世界は偽物何だよね。


 よん :…


 一郎 :…


 愛子 :…


 迅牙 :…


 信 :…


 千 :…


 梅雨 :…


 千秋 :…


 知音 :…


 先生 :ま、まぁ、あの世界のNPCは運営に管理されてはいるけど、実際には、僕達と同じように考えることが出来る世界最高峰のAIだから、ある意味、違う世界何だよね。


 知音 :そうですね。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 皆、朝から元気ですね。

 私がこの会話に入ることは多分ないと思う。

 カーストがそんなに高くないからね。



 ピコん。

 あ、知音からLeneが来てるや。

 何だろ。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 知音 :大会どうだった?


 ゆず :まぁまぁかな。


 知音 :そっかぁ。


 ゆず :知音は?


 知音 :んー、ダメだったわー。


 ゆず :そか、相手誰やったん?


 知音 :不死。


 ゆず :oh……


 知音 :もう、アイツ、ホンット頭おかしいんだよね!


 ゆず :どうしたん?


 知音 :あのね、アイツが私に感染攻撃してきてね、身体の自由を奪ったの。


 知音 :私は動きたいんだけど、動かないんだよね。


 知音 :そしたらね、アイツが、「俺にひざまずけ」っていうの!!


 ゆず :おう。


 知音 :あとは…言わずともわかるよね?


 ゆず :大体は予想出来た。


 知音 :絶対今度会ったらPKしたる!!


 ゆず :それはあかんわ。


 ゆず :だって、PKしたらマーカーがずっと赤のままだよ?


 知音 :うっ…


 ゆず :決闘とかが追加されるとPK出来るかもしれないね。


 知音 :それだ!その方法があったね!


 知音 :でも、それが来るのまだまだな気がするのは私だけかな?


 ゆず :(A;´・ω・)アセアセ


 ゆず :私も当分来ないと思います。


 知音 :やっぱりね。


 ゆず :じゃ、私ニートしてくるわ。


 ゆず :折角の冬休みだしね。


 知音 :宿題やった?


 ゆず :…レ(゜∀゜;)ヘ


 知音 :自宅警備員も大事だけど、宿題もって…私ら受験生はなかったね。


 ゆず :そのとーり!


 知音 :でも、行くのが決まった大学からは何かしら出るらしいよ。


 知音 :柚は出てないの?


 ゆず :…あ、私用事思い出したわ!


 ゆず :アデュー!


 知音 :こら待て!


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 宿題か。

 めんどくせー。

 でも、今日はメンテナンスだからな…。

 窓の外を見ると、雪が積もっていた。

 そうだ!かまくら作ろうっ!!

 そうしよう。




 3時間後、かまくらの姿はなく、代わりに4体の雪だるまが出来上がっていた。

 一体にはネコ耳が。

 一体には1本の角が。

 一体には小さなライオンが。

 一体には羽が。





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