表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運極さんが通る  作者: スウ
序章
24/127

フィールドボス戦

忙しさも一段落ついたので、投稿します!

2話を大きく修正を入れ、24話までもちょくちょく修正しときました!


 


  現在位置は北の森(我が家)だから、次の狩場は西にしようと思う。

  「ジン、ウォッカ行くよー!」

  「「Ga。」」

  「いってらっしゃいませ!」

  「行ってきます!」





  このフィールド1で確認されているモンスターは

  ・スライム

  ・グリーンワーム

  ・ゴブリン

  ・マッドフラワー

  ・フィールドボス

  ・↑の仲間達

  である。

  現状、フィールドボスに勝ったものはいない。

  このフィールドのボスは大振りの攻撃を得意とし、その攻撃を受け止めようとしても、高い攻撃力に耐えきれず、生命を散らす。

  もしその攻撃を避けたとしても、高いSPDを活かしたボスの子分たちの多彩な攻撃によって生命を散らす。

  そんな最悪な奴らは今、西にいる。





 

  私達は今、西にいる。

  何故かと言うと、フィールドボスに挑戦する為である。

  つい先程、掲示板にてフィールドボスが西に移動したという情報を仕入れ、ここにきた次第である。

  フィールドボス戦では午前中に封印した防具、◈黒龍の軍服一式を装備する予定だ。

  武器は大太刀で。

  完全装備で挑む!

  この時、◈姫の王冠は外す。

  だって、軍帽があるからね。

  …。

  まだ装備はしないけど。

 


  西のエリアは草原が浅い。

  地面から5cm程しか草が生えていない。

  この分ならたくさんモンスターを発見出来るね。

  お、モンスター発見。

  スライムとゴブリンがたくさんいるなぁ。

  何でだろ。

  んん?

  モンスター達が集まっている中心部の地面が異様に盛り上がってますねぇ。

  あ… あの太い根っこはっ!!

  マッッドフラワーーーじゃないですかぁ!!

  美味しい奴だったはずだな。

  狩ろう。

  ちょうどグリーンワームもいない事だし、返り血を浴びて家に戻るようなことはしなくていいみたいだ。

  今日はまだ私とジンのLvが上がっていない。

  モンスター達よ、私たちの糧となれ!

  2人とも、行くぞっ!






  おかしい…。

  いくらLv差があったとはいえ、こんなにも簡単に終わるはずがない。

  バッサバッサとジンとウォッカがモンスター達を切り割いていくのが目の端に映る。

  このままじゃ、作業ゲーになってしまう…。

  「せいっ!」

  最後のモンスターを倒した時、


  ピロリん。

  『Lvが上がりました。』

  『2ポイント獲得しました。任意のステータスに割り振ってください。』

  『“ジン”のLvが上がりました。』


  お、作業の成果来たァァ!!

  でも、なんでこんなにも弱かったのかが不思議だ。

  ま、当初の目標は達成だ!

  ……。

  いい戦いだった…

  と、遠くの方に視線を投げたその時、


  ズシン

  ズシン

  ズシン



  「「「Piiikiiiiiiiiiiiiiiii!!」」」

 

  フィールドボスがこっちに向かってくるのが見えた。

  自分からやって来てくれるとは、好都合だ。

  きっと近くにミリカメも飛んでいるのだろう。

  こっちに来る前にささっと◈黒龍の軍服一式を装備しておこう。

  さて、ボスが来るまで作戦タイムと行こうか。




  作戦の審議をジンとウォッカにし続け、最終的に決まった結果がこれである。

  まず、ジンとウォッカが子分たちの相手をする。

  その間に私がボスと一騎打ちをする。

  以上。

  実にシンプルで分かりやすい作戦だ。

  (これ以外の作戦を思いつけなかった。)


  ズシン

  ズシン


  フィールドボスとの距離は残り約50mほどだろうか。

  【鑑定】しとこ。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  名前 ブラッドラット

  種族 大黒袋鼠

  Lv 7

  HP 750/750 MP 100/100

  パッシブスキル

  ・使役化 (近くにいる自分より弱い同種族のモンスターを配下に加える。)

  ・威圧 (自分よりLvが低いものを威圧し、全ステータスを-5する。)

  アクティブスキル

  ・闘術 (素手で戦う時の技能があがる。)

  ・身体強化

  ・諸刃の剣 (大きな代償を払い、ATKを+50する。)


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  HP高っ!!

  防御力がいくらあるかで勝負が決まりそうだ。


  ズシン

  ズシン


  おおー緊張してきた。

 

  ズシン

  ズシン


  今更だけど、フィールドボスって、黒い鼠が巨大化した感じだよね。


  ズシン

  ズシン


  目が合う。


  「Piiikiiiiiiiiiiiaaaaaaaaaa!!」


  ボスは赤い目を光らせ戦闘態勢に入った。


  私は大太刀を抜き、一度言ってみたかったセリフを口走る。

  「いざっ!推して参るっ!!」

  っし!決まった。


  地を蹴り、今もてる最高のスピードで空を駆ける。

  ボスの尻尾が唸りを上げながら迫ってきた。

  それを紙一重で避け、反撃の体制を構える。

  この際に、子分たちが襲ってくるらしいのだが、私は空を飛んでいるし、何より子分たちの相手はジンとウォッカがしている。

  だから、私はボスとタイマンを張れるのだ。


  再度尻尾が唸る。

  今度の攻撃は早く、避けることが出来ないため、大太刀で受け止める。


  ミシミシミシ


  大太刀が悲鳴を上げている。

  ごめん…もう少し…耐えてくれ。

 

  ミシミシ…ピキッ


  バリンッ!

 

  大太刀が折れた。

  と、同時にボスの尻尾を跳ね返す。

  ありがとう、大太刀。

  大太刀をアイテムボックスに、仕舞っておく。

  再度目を合わせ、拳を握り、ボスと殴り合いを始めた。

  ボスの拳には鋭く尖った爪が生えているのだが、防具のお陰でVITが高いため傷が入ることはない。

  「ふっ!」

  「Pikiii!!」

  殴っては防ぎ、殴っては防ぎを両者ともに繰り返す。

  楽しいなぁ。

  強敵と戦えるというのもまた、このゲームの良さなのだろう。

  だけど、仲間を傷つけられるのは嫌だ。

  例え自分がデスペナ食らってでも防がなくては。

  はぁ、なんだこの矛盾は…。




  長い拳の語り合いの中、遂にボスの拳に限界が来たようで、拳から血が吹き出て、爪が粉々に砕け散った。

  「Piiikiiiiiiiiiiiツツ!!!」

  体力はどこまで削れたかな?

  【鑑定】する。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  名前 ブラッドラット

  種族 大黒袋鼠 ☆3

  Lv7

  HP 150/750 MP 50/100


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  もう少しだね。

  体力を一気に削る方法は無いのだろうか…。

  ・

  ・

  ・

  ・

  はっ…。

  いい事を思いついた。

  私はボスと距離を取るために上空に上がる。

  ボスはわたしが距離を取ったのに気づいたのか、少し警戒を緩めている。

  いいのかなぁ?

  警戒しといた方がいいと思うけど。

  私はちょうどボスの真上となるように移動する。

  スキル【蹴り技】によって脚力を上げ、翼を折りたたみ、急降下する。

  ボスは私の意図に気づいたようで、その場を離れようとするが、腕が機能しないため、全く動けない。

  その間に私の落下スピードはどんどん早くなり、遂にボスの体を貫通した。


  ズドォォォォォォォン


  「Piiikiiiiiiiiiiiaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaツツツツ!!!」


  ボスの HPバーが0になるのが見える。

  今の衝撃で私の体力も少し削られていた。

  今度やる時はもう少し上手くやろう!

  さて、ジンとウォッカは大丈夫だろうか。

  心配だ。

  物凄く心配だ。

  キョロキョロと2人を探していると、手を振りながらこっちに走ってきているのが見えた。

  よかった。

  作戦通り上手くいったみたいだね。

  3人でハイタッチをする。

  「おつかれー!」

  「Gehi!」

  「Ga!」

  ミリカメがあるだろうし、一礼しとく。

 

  ピロリん。

  『Lvが上がりました。』

  『2ポイント獲得しました。任意のステータスに割り振ってください。』

  『スキル【闘術】を習得しました。』


  『“ジン”のLvが上がりました。』

  『”ウォッカ”のLvが上がりました。』


  おー!Lv上がった!

  大黒袋鼠さんはおいしかったんだね!


 

  『<世界の声>フィールドボスが倒されたことにより、フィールド2が解放されました。フィールド1のボスは一定時間でリポップされるようになります。更に、ストーリークエスト、連合(ユニオン)が追加されました。ストーリークエストとは、ギルドクエストとは違って、街中やフィールドなど様々な場所で発生します。ストーリーを紐解いていくと、この世界をより深く知ることができ、多くの人と出会い、無限の分岐点に行き着くことが出来ます。また、ストーリークエストは何度でもやり直しが可能になっております。プレイヤー様の行動によって、無限の結末を迎えることが可能となっておりますので、どうぞ、自分の物語をお作り下さい。

連合(ユニオン)とは、プレイヤー内のギルドのようなものです。詳しくは公式ページをご覧下さい。それではプレイヤー様方、引き続き、この世界をお楽しみ下さい。』

 

  お!フィールド2が開放されたぞ。

更にストーリークエストも!

この世界の事を知る…か。

面白そうだし、大会が終わってからでも、ストーリークエストを進めようと思う。

そして、連合(ユニオン)

これは創設してみたい。

まずはアルザスでも誘ってみよう。


 

  『フィールドボス初回撃破報酬を譲渡します。

  ◈ 大黒袋鼠のマフラー ×1 ☆3

  ◈青の宝箱 ×1


  称号 「フィールド2の解放者」

  金貨 10枚。』


  おっし!

  お金とアイテムと宝箱とお金だ!!

  うはうはだぁ。

  あっ、ダンデスさんにお金を返さなければっ。

  …忘れてたなんて言えないよ。

 


  気を取り直して、宝箱からだ。

  ドキドキ、ドキドキ

  「ジン、ウォッカ、開けるよ?」

  「Gehi。」

  「Ga。」

 

  ガチャ

  …美しい大太刀が入っていた。

  刀身は蜃気楼のようにユラユラ揺れており、柄は夜を連想させるような漆黒に星が散りばめられているようだ。

  試しぶりをすると、

  シャンッ

  という音がして、白い残像が残る。

  か…かっこいい。

  か…【鑑定】だ。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  種類 大太刀

  名前 満月(みちづき)

VIT 200…必要STR0

  ATK 180

  QUA S

アクティブスキル

・残月 (空気を震わせ、切りつけるため、攻撃範囲が広がる)

・欠月 (幻影を相手に見せ、ランダムな状態異常に落とす。)

  ……上級者向けの武器。その美しい刀身は、幻影精霊(ファントム)と呼ばれる珍しい種族が打ったとされる。☆6


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  ファントム様ツ!ありがとうございます。

  家宝にします!

  青宝箱って☆2〜4が出やすいんじゃなかったっけ?

  ☆5〜8も出ないことはないらしいけど…

  ま、いっか!


  お次はドロップ品を見てみよう。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  名前 大黒袋鼠のマフラー

  VIT20

  STR 10

  QUA A

  パッシブスキル

  ・腹減無効 (お腹が空かなくなる。)

  ……大黒袋鼠の素材を余すことなく使われたマフラー。☆3


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


  …これはウォッカにあげた方がいいな。

  「ジン、このマフラーをウォッカにあげていい?」

  「Gehi。」

  ジンから了解をとったので、マフラーをウォッカに上げる。

  「ウォッカ、これ付けてると、饑餓感がいい感じに相殺されると思うから、大事に付けてね?」

  「Ga。」



  ボスとの戦いにかかった時間は約1時間。

  軍服を手に入れてなかったら、ボスの攻撃を掠っただけで即死だったわ。

  いやぁ、強かったなぁ。

  現在時は3時45分。

  今日はフィールドボスを倒したことだし、もう家に帰ろう。

 


  ログアウトするまでは、ギムレット達と遊ぼうと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ