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我が家の愛神は酒神☆カンパリーナ先生 ~翻訳を任されましたが意味不明です~  作者: 酒神☆カンパリーナ/訳:神沢あつし
【第一章】鹿の街で呑む
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幕間 酒とおつまみ 一品目・冷凍食品

 皆様、こんにちわ、こんばんわ、今回はこの小説がどのようにして書かれているかをご紹介したいと思っております。

 お相手は神田莉奈(かんだりな)先生です。


「神田先生、本作の説明をお願いたします」


「うむ!妾が神田莉奈先生こと酒神☆カンパリーナじゃ!崇めるが良いぞ!」


 はい、神様らしいですね、崇めましょう。


「この小説は妾がえーとなんじゃっけかの?ばば、ぼー、ぼぼ?」


 勿論ジャ○アント馬場でも、ボボ・ブ○ジルでもありませんし先生も知らないでしょうきっと。


VR(ヴァーチャル)MMO(エムエムオー)ですよ、先生」


「そう、その…ばーちゃん、えいえいおー!じゃったな!」


「…はい…」


 田舎のおばあちゃんはお元気でしょうか、我が家の女神様(いそうろう)が応援してくれています、長生きして下さいね、また顔を見に行きます。


「他の神が管理する宇宙や次元の観光にそのばーちゃんとやらを使って実体験したノンフィクション(フィクション)作品じゃ」


「その翻訳を担当させていただてます神沢あつしです、宜しくお願いします」

 神田莉奈先生は神様達のが住まう【超天空の座(ちょうてんくうのざ)】の生まれの一柱(ひとはしら)です《この地域専用翻訳薬》を飲んでいるそうです、地域専用の影響でしょうかアルファベットとかカタカナの発音が兎に角(とにかく)怪しいのです。

 道行く外人さんに話しかけられパニックになる先生も見かけは外国人に見えますからね。

 作中で普通に会話している様子なのは翻訳時(正確には録音、通訳、筆記と編集の流れなのですが)に訂正させて頂いてます。

 現在進行形の会話部分は訂正なしでなるべく本人の発音通りの表現とさせていただきますのでご了承お願い致します。


「のーうぅー、堅苦しい挨拶は置いておいて酒呑もう?らいがぁたいぷのビールと枝豆!冷蔵庫にあったろ?あれ出すのじゃ」


 前略、拝啓 獣神○ンダー・ライガー様、貴方も獣神~でしたね、うちの居候は酒神~です、お知り合いでは無いことをお祈りします。敬具


「出してあげますから!シャツの袖引っ張らないで下さい、神田先生が居候初めてから我が家の家計が怪しいんですから、破れたり伸びたりしたら困ります!」


 冷蔵庫から枝豆と星印のビールを置いて自分用の発泡酒を開けて乾杯し一口喉を潤してから本題へ入る。


「それで先生、今日はこれから話してくれるんですか?」


「冷凍のぴっつぁも付けてくれたらな!!」


 満面の笑みでふんすっ頂きました。

 パッと見は見目麗しい中世の王女様なのですが、本人曰く異神界書物(いしんかいしょもつ)らいとぉのーべる(ライトノベル)のヒロインを参考にしたそうで制服姿です。

 中世顔に制服はさすがにコスプレです、ご近所の目もあるのでや止めていただきたい、序にスカートでソファーの上に胡座(あぐら)組むのも。


「解りましたよ…10分位待ってくださいね」


 トースターを予熱にしてからコンビニで買ってきた冷凍ピザを取り出しトースターに投入しボイスレコーダーで録音を開始する。


 酒と食品を貢ぐことで我が神(居候)は体験談を話し始めるのです。

 スーパーの冷凍たこ焼き、冷凍焼き鳥、コンビニの冷凍マンゴーまで食べ終わるころには、話の中の神田先生は逮捕されていました。

 スキルの《法令遵守(ほうれいじゅんしゅ)》は唯の足かせですね、好きにさせたらダメな()ですねこの方。


「こんな感じで先生が機嫌のいい時に更新となりますのでよろしくお願いいたします、酒代も馬鹿にならないですからね」


 何気なく嫌味を言ったつもりが…。


「ん?酒なら出せるぞ?妾は酒神☆カンパリーナじゃからの!?え?なに?お主…なぜ殺気立っておる?え?え?えぇえええええええ??」


 あぁん?!今なんて抜かしたこの出鱈目神(クソアマ)がぁ!?。

 家主が発泡酒呑んでるのに目の前でガンガン国産メーカーのビールを何本も呑んだ上で冷凍庫の中殆ど一人で食った上で自分で出せるだとぉ!?。

 今までのビール代いくら掛かったと思ってやがるんだ?えぇえぇえええええ!!???


 そのビール、ちょっと遠くの酒のディスカウントショップまで車で行って自分で運んで500ml24本入りで1ケース6000円もするんだぞっ!!。

 それを2日に1回、直ぐに行くのが面倒になって一回で4ケース買うようになって、店員さんに。


「業者さんなら注文もらえらた配達しますよ?17時迄なら配送できますから、お近くですか?」


 と言われたんだぞ?


「いいえ、自宅用ですし仕事でその時間には戻れないので大丈夫です」


 伝えた時のお店の人の表情みせてやりたい。


 血がにじむほどギュッと拳を握り、目に力を込めて睨みつける、怨嗟のオーラがにじみ出るのを感じる。


「それを…それを…」


 背後で神田先生がガクブルしながら謝ったり宥めたりすかしたり、泣き落としにかかろうとしてます。

 してきますがガン無視しておきましょう。

 断固明日はご飯抜きです。


 神田先生、ボックスティシュの角は当たると痛いです、止めて下さい、泣きますよ?。

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