学園物語
俺の名前は蜂谷輝夜。クラスには幼馴染みの麗亜、優しく左耳にピアスをしているかわいらしい女の子の蒼依。引き込み思案な侑李。彼は華緋しか心を開くんだよな。従兄だからな。仕方がないか。すばるんっという愛称を持つ風紀委員の昴 。侑李と蒼依が苦手な悪ガキ大将掌理。こんなクラスで毎日が楽しいんだな。麗亜は運動神経抜群で猿にしか見えない。麗亜はキーキーうるさいからな。
なぜか、侑李だけはクラスに掌理がいるせいで震えている。
「侑李、震えているんだ。あいつのこと気にしてるの。私も嫌いだよ。大丈夫だって何かあったら侑李を守るから」
「蒼依。ありがとうございます。怖くないんかありません。逃げればいいんですから。」
従兄弟だからきっと仲が良いんだな。すばるんが、蒼依に恋してるからな。 口調も何故か敬語だ。
幼馴染みの俺や麗亜よりは頼みやすいんだろな。
掌理が侑李を屋上へ呼び出した。気になった。蒼依はすばるんと俺を連れて屋上へ。
あいつはまた虐める気だな。
「相変わらず、引き込み思案なやつだな。蒼依にしか心を開かないんだな。侑李。まぁ、俺が嫌いなんだろ。なんとか言えよ。」
「ぶるぶる……」
侑李は掌理に怯えている。やばいと思った昴、蒼依、輝夜は止めにはいる
「い、五十嵐掌理。やめなって。侑李……怯えているから。やめなよ」
「あ、蒼依。お前らは仲良しだな。覚えとけよ。今度は許さねぇからな。」
やめる気ないんだな。掌理のやつ。蒼依は苦手な癖によく頑張ったな。何かあった際はすばるんに守ってもらうんだな。蒼依は少し震えていた。やっぱり五十嵐掌理が苦手なんだな。
「蒼依大丈夫?手を握っていてやるから」
「すばるん。ありが……と」
蒼依は昴の優しさに惹かれていた。